「経営統合を提案しようと腹をくくったのは『テザリングやりましょう』と言った、その瞬間だった」──ソフトバンクは2.1GHz帯と1.7GHz帯の「LTEのダブルエンジン」でドコモ、KDDIへの対抗を強化する。 「経営統合を提案しようと腹をくくったのは『テザリングやりましょう』と言った、その瞬間だった」──イー・アクセスの完全子会社化を発表したソフトバンクの孫正義社長は、大型買収が十数日という電撃的スピードで進んだことを示唆した。イー・アクセスが持つ1.7GHz帯のLTEネットワークは、先月発売したばかりのiPhone 5でも利用でき、自前の2.1GHz帯サービスと合わせた「LTEのダブルエンジン」でNTTドコモ、KDDIへの対抗をさらに強化する計画だ。 買収は株式交換で行う。イー・アクセス株式を1株当たり5万2000円と評価し、ソフトバンク株式(1株当たり3108円)16.74株を割り当てる