各所で予想記事を書いてはいたものの、iPhone 4Sでもっともインパクトがあった新機能と問われれば、即座に「Siri」と答える。いまだアシスタント的な機能ではあるが、各言語に対応したときのUIへの影響の大きさは察しがつく。認識精度のさらなる向上が必要だとしても、スマートフォンの進化の方向性の1つとして「あり」なことは確かだろう。 しかし、いま注目されるべきは「SiriのAPI」がどう扱われるかだ。現在のところクローズドなAPIであり、仕様その他の情報はNDAの遙か彼方にあるが、Siri APIが(登録デベロッパに)公開されたとすれば、アプリは大きく変わる。現時点のHTML5/Webアプリでは成し得ない、iOSの大きなアドバンテージになるだろう。 2年ほど前にGoogleが「Recognizer Intent API」を公開したけれど……? という意見もあるだろうが、Recognizer