「祭りだ! 祭りだ!」「徹底的に潰せ!」。SNS上での不適切な書き込みは決して許されるべきものではないが、その書き込みをわざわざ見つけ出す人々に違和感を覚える者も多いだろう。ネット上での「炎上」を「祭り」として捉えて、常に火種を探す人々がいる。不謹慎なツイートだけならばともかく、先日は「嵐のライブツアーチケット当選!」とのツイートが「落選した人の気持ちを考えられていない」という理由で炎上した。ネット社会はどうして、こんなにも息苦しくなってしまったのだろうか。これからは益々誰かに叩かれることを恐れて、言いたいことも言えない世の中になっていくのだろうか。 お笑い芸人「マキタスポーツ」としても活躍する槙田雄司は、著書『一億総ツッコミ時代』(星海社)で1年も前からこのような「プチ評論家」で溢れた現代社会に警鐘を鳴らしている。 槙田曰く、「ツッコミ」という行為は、かつては面白い言動(=ボケ)に対して