細分化するワーキングマザーたち 「恵まれている」人は声をあげてはいけないのか? 【カエルチカラ・プロジェクトVol.5】 〔本原稿は、カエルチカラ・プロジェクトの一環として「なかのまどか言語化塾」に参加した女性たちが書いたものです。ライターや専門家ではなく、問題の当事者が当事者自身の言葉で発信することで、社会への問題提起や似たような立場に置かれた方々への情報共有を目指しています。編集協力:中野円佳〕 「それは姉さんが特別だから言えるんだよ」 大手メーカーで働いている弟と働き方改革の話題で盛り上がった時に、ぼそりと言われた一言がひどく心に引っかかった。 その時、私はちょうど転職活動をしている最中で、連日の深夜残業に加えて頻繁に出張がある夫とバランスを取るべく、フレックスと在宅勤務を最低条件に、フリーランスとして独立することも視野に入れて活動しており、その話をした時のことだった。 「あなたは特