熊本地震から2年。現在、熊本地震での避難者数は、38,112名(平成30年3月31日熊本県HPより)。阿蘇郡市では3,288名である。熊本地震から2年が経過した今、被災した人々は、今後どのように自宅再建を果たしていくのであろうか? 阿蘇西原新聞は、西原村に自宅を新築して2年1ヶ月で被災した。建物こそ新築で頑丈だったものの、宅地内の道路が崩壊し、その影響で建物が傾いてしまった。傾いた建物を修繕するためには1,000万円以上の予算がかかるという厳しい現実があった。そこで頭を悩ませたのが住宅ローンである。 当時、スタートしたばかりの3,000万円ほどの住宅ローンを抱えていた。多額の住宅ローンのうえに、さらに1,000万円以上の修繕費。まだ幼い子どもたちを抱えて『二重ローン』になるのか・・・と、住宅ローンの存在が生活再建の重い足枷になることは簡単に想像できた。そのため、被災した住宅ローンをどうにか