現在WHOで議論が行われている新たな「パンデミック条約」でワクチンが強制になる、国家主権が剥奪されるといった疑念論が一部で渦巻き、ビラも撒かれている。検証すると、それより警戒すべき条文はもっと別のところにあった。
航空会社数社に搭乗予約を拒まれて、中国政府が航空機への搭乗を禁止する「信頼できない」人間のリストを保有しており、自分がそれに掲載されていたことに気づいた。 劉は、2016年に公務員の腐敗を訴えるソーシャルメディアに関する一連の記事を発信し、中国政府と衝突した。政府から罰金の支払いと謝罪を強要された劉はそれに従った。これで一件落着、と彼は思った。だがそうはいかなかった。彼は「不誠実な人物」に格付けされ、航空機に乗れないだけではなく、他にも多くの制限を受けている。 「生活がとても不便だ」と、彼は言う。「不動産の購入も許されない。娘を良い学校に入れることも、高速列車で旅することもできない」 国家権力による監視とランク付け 劉はいつのまにか、中国の「社会信用システム」に組み込まれていた。中国政府は2014年に初めてこのシステムを提案、市民の行動を監視し、ランク付けし、スコアが高いものに恩恵を、低い
今年2月、病院を受診したのに自宅療養とされ、コロナで命を落とした2人。厚労省の作成したずさんな指針が、か弱い生命を脅かしている――。 「肺炎かも、と診断されたときに入院させてもらえていたら、娘は死なずに済んだかもしれない」 言葉を詰まらせながらそう話すのは、京都府在住の川谷茂樹さん(仮名・39)。妻と2歳・1歳・生後11カ月の彩香ちゃん(仮名)の5人家族だったが、今年2月26日、彩香ちゃんをコロナ感染で亡くした。 その1週間前の19日、臨月だった妻が出産前に受けたPCR検査で陽性と判明。その後、家族全員に感染がひろがった。 「みんな無症状でしたが、彩香だけ21日の夜に38.8度の熱が出て。翌朝は下がったので、それを保健所に伝えたら『自宅療養でいいですね』と言われて。 でも、私ひとりで3人の子を見ていたので、彩香だけでも妻と同じ病院に入院させてほしいと思っていたんです」 しかし、「無症状でも
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