今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染やワクチン接種が、アレルギー性接触皮膚炎の発症にどのような影響を与えるのか、最新の研究結果をご紹介します。 アレルギー性接触皮膚炎とは、特定の物質に皮膚が接触することで引き起こされるアレルギー反応の一種です。かゆみや発赤、腫れなどの症状が現れ、場合によっては水疱ができることもあります。日常生活に支障をきたすこともあるため、早期発見と適切な治療が大切です。 そんなアレルギー性接触皮膚炎ですが、実はCOVID-19の感染やワクチン接種が、その発症リスクを高める可能性があることが明らかになりました。米国の研究チームが1,073人の患者を対象に行った後ろ向き研究の結果、以下のような実態が浮き彫りになったのです。 【COVID-19感染後にアレルギー性接触皮膚炎を発症したケース】 まず、COVID-19の感染が確認された後にアレルギー性接触皮