コンテンツマネジメントシステム(CMS)において、「htaccessインジェクション」の手口が確認されている。サイトの閲覧者を外部サイトへ誘導するなど悪用されるおそれがある。 ウェブサーバの公開ディレクトリ内に設置し、アクセス制御などに用いる「.htaccess」ファイルに、悪意あるコードを追加する手口で、攻撃を確認したSucuriが注意を呼びかけた。 ウェブ管理者に悪意あるPHPを実行させ、サイトのディレクトリ内に設置された「.htaccess」ファイルを検索して悪意あるコードを挿入していると見られる。同社が確認したケースでは、「Joomla」向けの不正なモジュールを用いて攻撃が行われていた。 「.htaccess」ファイルに挿入されたコードは、「WordPress」および「Joomla」の構造に対応した内容となっていたという。