日本産婦人科医会は、2022年の1年間に梅毒の感染が分かった妊婦の割合が、前回調査(16年)の約3・3倍だったとする調査結果を公表した。梅毒が流行している影響とみられる。感染した妊婦から胎児にうつると、難聴や知的障害などを持つ赤ちゃんが生まれる恐れがある。医会はこうした「先天梅毒」を防ぐためにも、妊娠初期の検査を呼びかけている。 【グラフ】妊婦から胎児にうつる「先天梅毒」の赤ちゃんが急激に増えている
けいれんや嘔吐(おうと)、全身の痛みなど、さまざまな副作用の報告が確認されている子宮頸(けい)がんワクチン。特に重篤な副作用に苦しんでいる奈良県三郷町の高校2年の少女(17)と会って言葉を失った。4年前に予防接種を受けたが、手足のしびれや記憶障害、さらには知的障害の症状も…。国はワクチンとの因果関係について「調査中」と説明するばかり。そんななか、地元の町は6月から独自の支援に乗り出した。「理解者がほしかった」と母親(47)は安堵の表情を浮かべたが、少女には治療の糸口すらつかめない。 計3回接種…会話できない状態に6月11日夜に少女の自宅を訪ねると、少女は母親に両肩を支えられ、足を引きずりながら姿を見せた。脚の関節がうまく動かせない様子で、目には真っ黒なサングラスをかけている。「目が痛むらしく、光を嫌うんです」と母親が教えてくれた。 「こんばんは」と声をかけると、少し表情が和らいだように見え
教育現場で問題視されている、学級崩壊。その引き金となっている、子どもたちによる暴力などの問題行動。加害者となる子どもには発達障害を抱える子が多いと言われています。見ていきましょう。 【画像】都道府県「学校における暴力行為発生件数」調査 増える小学校での問題行動…学級崩壊の引き金に文部科学省『令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査』によると、小・中・高等学校における暴力行為の発生件数は6万6,201件。前年から16.0%の減少となりました。また小学校での暴力行為は近年大幅に増加しているといわれていましたが、ここでも減少となりました。ただこれは新型コロナウイルス感染症の影響により、学校と児童との間に物理的な距離が生じたためと考えられます。 なかには暴力行為が発端となり、学級崩壊に至るケースも。学級崩壊と呼ばれる状態は昔からありましたが、その言葉が広く知られるように
スマホを見せるだけで障害者手帳と同等の割引サービスなどを受けられるスマートフォンアプリ「ミライロID」。この度、全国約130の鉄道会社で一挙に認可されます。従来の紙の手帳は、障がい者にも事業者にも大きな負担でした。 ミライロID =「障害者手帳の電子化」 障がい者向けのスマートフォンアプリ「ミライロID」が、2021年3月13日より、全国の鉄道会社84社(JR各社含む)で導入され、近日中に使用可能な鉄道会社が全国で130社近くまで拡大する見込みです。これを受け3月25日(木)、西武池袋線の練馬駅で、アプリの紹介を兼ねた利用方法の説明会が開催されました。 拡大画像 スマートフォンに表示された障害者手帳アプリ「ミライロID」のデモ用画面(2021年3月25日、柘植優介撮影)。 「ミライロID」とは、株式会社ミライロ(大阪府大阪市)が2019年7月にリリースしたもの。ユーザーは、障害者手帳の情報
新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる中で、副反応など一時的とはいえワクチン接種が体調に与える影響について懸念している方が一定数存在しています。もし、ワクチンを接種したことで体調不良が続いた場合、どのような補償が受けられるのでしょうか。ワクチン接種をめぐる補償について解説してきます。 予防接種健康被害救済制度一般的にワクチンは、その安全性が十分に確認されてから接種が行われるものですが、接種をした人の体質や健康状態などによっては副反応をはじめ、何らかの健康被害を引き起こすことがあり、この影響を完全にゼロとすることは困難です。そういったケースで健康被害が認められた方への救済として国が用意しているのが、予防接種健康被害救済制度です。 新型コロナウイルスのワクチン接種によって生じた健康被害についても、この予防接種健康被害救済制度の対象となります。 予防接種健康被害救済制度によって受けられる給
「健康だったのに…」30代の障害者水泳選手、ファイザー製ワクチン接種後に死亡=韓国(画像提供:wowkorea) ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを接種した30代の障害者水泳選手が接種から3日後に死亡した。 【写真】もっと大きな写真を見る 3日、韓国・チョルラナムド(全羅南道)スンチョンシ(順天市)などによると、障害者選手である31歳の女性A氏は先月29日、順天大学新型コロナウイルス予防接種センターで自律接種対象者としてファイザー製ワクチン1次接種を受け、それから3日後の去る1日、死亡した。 A氏はワクチン接種当日、腕や脚の痛みと立ちくらみなどの症状が現れ、翌日もひどい頭痛とともに胸が苦しいと家族に訴えた。A氏は状態が悪く入院していたという。 遺族は「普段は元気に生活していたが、ワクチン接種後に突然死亡したため、ワクチンと死亡の因果関係が明らかになればと思う」と述べた。 A氏は順天
グルタチオンとは、 人間の体内に広く分布するペプチドという化合物です。 強力な抗酸化作用があり、人間の身体をさびつきから守ってくれる代表的な物質ですが、20代をピークに、加齢とともに体内では減少していきます。 グルタチオンは、フリーラジカルや活性酸素から細胞を保護する補助的役割により、従来より保険薬としても「妊娠悪阻、晩期妊娠中毒、慢性肝疾患、放射線による白血球減少、宿酔、口腔粘膜の炎症」などに使用されております。 米国や欧州では、 グルタチオンのこのフリーラジカルスカベンジャー(活性酸素を捕まえて消去する)の機能に着目して、高容量で点滴投与するで、活性酸素により生じていると考えられる様々な病態・症状の治療・改善に使われるようになってきています。 特に注目すべきはパーキンソン病に対する治療効果です。パーキンソン病は脳幹にある黒質が変性して神経伝達物質の一つであるドーパミンが働かなくなり、手
最近また、有機ゲルマニウムが著効した症例を経験したので、ここに供覧する(改めて断るまでもなく、症例はプライバシー保護のために本質を損なわない範囲で詳細を変えてある)。 【症例】12歳男児 【主訴】知的障害、てんかん、視神経萎縮 【内服】デパケンシロップ5% 6 ml分3、ランドセン細粒0.1% 0.3 mg分2 【現病歴】4か月健診で定頸の遅れを指摘されたことをきっかけに、通院が始まった。その後、精神運動発達遅滞が明らかとなった。独歩5歳2か月、6歳時には有意語なし。 生後6か月時に焦点性てんかんを発症。カルバマゼピンによる内服治療を開始。一時的に発作は消失したが、その後再び発作があり、生後8か月時にバルプロ酸に変更、2歳8か月時にクロバザム追加。2歳9か月以降、てんかんは見られていない。 2020年11月、当院初診。母に連れられてバギーに乗って来室。 母「不安感が強く、学校でも椅子に座っ
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