厚生労働省の専門家組織の会合後、会見する座長の脇田隆字・国立感染症研究所長=2022年2月24日午後9時1分、東京・霞が関の厚生労働省、市野塊撮影 新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織は24日、「第6波」の新規感染者は減少傾向が続くものの、死者は高齢者を中心に過去最多の水準を更新しているとの分析結果を公表した。1日あたりの全国の死者数(1週間平均)は23日時点で225人となった。 【写真】コロナワクチン健康被害48件、新たに救済認定 アレルギー反応など 専門家組織は、ワクチン接種の加速により新規感染者の減少が続いた「第5波」と異なり、「減少は緩慢」だと指摘。20日まででまん延防止等重点措置が解除された5県のうち、山形県と沖縄県では前週よりも増えており、全国的にも再び増加傾向に転じる可能性がある、と警告した。重症者数は高止まりしており、高齢の重症者が増えて、重症病床使用率の