(CNN) ストレスの高い生活を送っている人は、50歳になる前に物忘れがひどくなったり脳が委縮したりする可能性がある――。そんな研究結果が24日の学術誌ニューロロジーに発表された。 発表を行った米テキサス大学の研究者は、「比較的若い人でも、症状が表れるずっと前に物忘れや脳の萎縮が起きていることが分かった」「早いうちから意識してストレスの軽減に努める必要がある」と指摘している。 研究チームは、ストレスを受けた時に分泌が増えるストレスホルモンの「コルチゾール」に着目した。コルチゾールは身体のさまざまな機能を低下させる作用があるが、ストレスが解消されればコルチゾールの分泌量が減って身体機能も正常に戻る。 だがストレスの高い状態が続くと身体機能も低下した状態が続き、不安やうつ、心疾患、頭痛、体重減少、睡眠障害、記憶力や認知力の低下に結びつく。 特に脳は全ての栄養素が適切に機能する必要があり、影響を