GMO情報: COP10/MOP5まであと100日 論争の溝は埋まるのか 今年(2010年)10月、名古屋市で開催される第5回カルタヘナ議定書締約国会議 (MOP5)(11~15日) と第10回生物多様性条約締約国会議 (COP10)(18~29日) まで、あと100日。里山・里海運動など環境保全や自然保護団体の活動も活発になってきた。華やかなイベントとともに、COP10/MOP5は国際交渉の場でもあり、「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)」(COP10) と 「責任と救済」(MOP5) では、これまでの事務レベル交渉でも各国間の意見対立が続いている。ABS(Access and Benefit Sharing) は、生物遺伝資源から得られる「利益」をめぐって、利益をより多く確保したい側と過大な負担を請求される側との対立だ。難しい問題だが、争点は経済(金銭)であり、わかりやすい。一方