自分や大切な人たちの生活を守ることに精一杯だったこと。 日々明らかになるさまざまな事実に対して、自分にできないことばかりに目が行き罪悪感や葛藤を感じていたこと。 今の生活様式に、実は、少しホッとしていること。 でも、何かしなければ、と急き立てられたような気持ちになったこと。 掻き立てられるように動き、少し疲れたこと。わたしは、3月の下旬から、そんなことが顔を出しては引っ込む時間を行き来して過ごしました。 少し落ち着いて、今考えてることを共有させてもらいたいと思い、文章を書きました。私個人の「したい」という意思や「べき」論が多分に含まれる文章です。 新型コロナウイルス感染症によって、既存の社会システムが有する矛盾が、より顕在化するであろうこれから先の未来を見据えて、できることを考えてみたいと思います。 _________________________ ソーシャルワーカーが有する制約今日出会
精神や身体に障害を抱える人々の就労移行支援事業所「サンヴィレッジ三ノ宮センター」(神戸市中央区)で、精神保健福祉士として通所者の就職に向けた支援員を務める。面談を繰り返してコミュニケーションを深め、希望の職種に沿うよう、一人一人の適性を見極めて人材育成プログラムを組む。最終ゴールはあくまでも就職だ。 精神保健福祉士を目指したきっかけは、父親の強迫神経症だった。幼い頃から精神障害を患っていた父親は、波がありつつも仕事をこなし結婚、野口さんが生まれた。ところが、野口さんが甲南大に進学した頃から症状が悪化。強迫神経症特有の一つのことに執着する症状を見せ始めた。 いつまでも手を洗う。近くの公園を夜中から朝方までぐるぐると歩き回る行動を、何日も続ける。気が済んだ頃合いを見計らい、夜も明けきらぬ早朝、迎えに行くのが野口さんの役目だった。友人にもほとんど、父親の病気について話したことはなかった。 父親の
前向きに親と共に生きるきっかけに 加藤枝里(えり)さん(28) 精神疾患のある親の元で育った人が参加する家族会「ひとりやないで!」を結成して6年目。代表として、月1回の定例会の開催を呼び掛け、精神保健福祉士の立場で参加者の相談にも応じている。 「お母さんは統合失調症なんだ」。小学校入学前、父から母の病気について打ち明けられた。体調がすぐれない母の代わりに父と家事を分担したが、次第に母の症状は悪化し、言動に対する不安や戸惑い、いらだちが募っていった。 当時から家族会のような組織はあったが、参加者は病気の子を抱えた「親」ばかり。「秘めているだけで、精神疾患の親と生活している人はもっといるはず」と思うと同時に、統合失調症そのものへの関心が芽生えた。病気への理解が進むと、母が抱える悩みや不安にも自然と寄り添えるようになった。
日本社会福祉士会、日本医療社会福祉協会、日本精神保健福祉士協会、日本ソーシャルワーカー協会、日本ソーシャルワーク教育学校連盟の5団体は6月18日、児童虐待を早急に根絶するため、児童福祉司にソーシャルワーク専門職を必置とすることを求める請願書を衆参両議院に提出した。5団体が国会請願を行うのは初めて。署名活動は2月から6月にかけて実施、4万4289筆に上った。 請願書は、東京都目黒区や千葉県野田市で起きた児童虐待事件を受け、児童分野の国家資格創設の動きがあることについて「時間的な猶予はない」と強調。教育カリキュラムを受けた社会福祉士と精神保健福祉士の速やかな配置と、養成カリキュラムや研修の充実が必要だと指摘した。 その上で、児童相談所で働く児童福祉司には社会福祉士や精神保健福祉士の資格を有する者を必ず任用することや、児童虐待に対応する人材の確保や環境改善などへの予算措置を求めている。 国民が国
設立総会であいさつする田村会長 福祉の国家資格を持つ人の活動を支えることを目的とした超党派の議員連盟(会長=田村憲久・元厚生労働大臣)が6月6日、発足した。田村会長は、福祉専門職とは主に社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士を指すとし「この3職種を支援しようというのがこの議連の趣旨。特に、災害時における専門職の活躍について、どのような形で環境を整えていくかが大きな課題だ」と話した。 三つの資格はいずれも名称独占の資格で、医療・福祉施設での配置が法令で義務付けられる例は少ない。資格保有が待遇に反映されるとは限らず、かねて任用拡大、処遇改善が課題とされてきた。 議連の名称は「地域共生社会推進に向けての福祉専門職支援議員連盟」。同日の設立総会には衆参計113人(代理含む)の国会議員が出席した。当面の重点課題としては災害時支援のほか「処遇改善」など5点を掲げた。 災害時に福祉専門職が避難所に駆け付
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