学内のフリースペースで昼食の準備をするヘルパーと田子森敦史さん=福岡市東区の福岡工業大で2019年9月3日午後0時21分、杣谷健太撮影 重度障害がある大学生に学内で身体介助などのサービスを提供する大学修学支援事業に乗り出している自治体がある。高校までは支援員が配置されるなど重度障害の児童生徒が修学できる環境はあるが、大学になると公的支援が途絶えがちなのが課題だった。昨年度制度化され、現在は全国で23市区が導入。福岡市でも今年度から1人が利用している。 サービスを利用しているのは、福岡工業大(同市東区)の情報工学部2年、田子森(たごもり)敦史さん(19)。
参院本会議場の「れいわ新選組」の舩後靖彦氏、木村英子氏の両議員席に押しボタン装置を設置する工事をする作業員=国会内で2019年9月17日午前10時51分、川田雅浩撮影 参院は10月4日に召集される臨時国会を前に、「れいわ新選組」所属で重度身体障害者の舩後(ふなご)靖彦、木村英子両参院議員の活動に支障が出ないよう準備を急いでいる。今月17日から、本会議場の両氏の議席に「押しボタン式投票」装置の設置工事を開始。議員活動での介助費用は、1日当たり一律8時間分を参院が負担する方針も決めた。【古川宗】 両氏の議席は、議長選出のために8月初旬に開かれた臨時国会の際、車椅子のまま入れるよう最後方の3人分の議席を改修して確保した。
18歳以上の日本人に保障されている選挙権。だが、今年7月の参院選で、中津市の川野陽子さん(40)は、投票ができなかった。川野さんは、全身の筋肉が衰える進行性の難病「ウェルドニッヒホフマン病」という病気を抱える。駐車場から投票所に電動車椅子で向かおうとしたが、車椅子が動かせなかった。【田畠広景】 ウェルドニッヒホフマン病は、全身の筋力が低下し飲み込む力などが弱くなっていく。この病気の川野さんは、手足が自由に動かせず、外出時には、電動車椅子を使う。ヘルパーがいないと、日常生活が送れない状態だ。 公職選挙法では、こうした障害のある人について、投票管理者に申請すれば、代理投票をさせることができると規定する。川野さんは、これまで投票所の事務従事者に口頭で投票先を伝え、投票権を行使してきた。
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