大雨に見舞われた熊本県芦北町では、被害を受けた住宅や店舗で後片づけが進められていますが、人手が足りない状況です。一方、町のボランティアセンターは、新型コロナウイルスを考慮して募集を県内に限る方針で、被災地ではボランティアによる支援と感染予防をどう両立させるかという課題が浮かび上がっています。 芦北町佐敷地区では、今月4日の大雨で近くの川が氾濫し、周辺の住宅や店舗が床上浸水するなどの被害が出ました。 この地区で書籍などを販売する店舗には、高さ1メートル60センチまで水が流れ込み、本や雑誌などほとんどの商品が水につかってしまいました。 森下さんは「片付けに追われている人の多くは、うちも加えて、すぐにでも助けがほしいです」と話していました。 こうした中、芦北町社会福祉協議会は6日、ボランティアセンターを設置しましたが、新型コロナウイルスの感染を予防しなければならないことから、当面、県内に限定して