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ブックマーク / 0xcc.net (12)

  • 一から自分でコードをバリバリ書くという幻想 #21

    友人からこんなコメントをもらった。「最近 bk ノートが、何か困ると同僚に聞きに行くキャラになりつつありますよ。もっと上から目線で書かないと。するとカコイイ! とか言ってくれる人が出てきますよ」 そんなことを言われても、困ったら助けてもらうというのは事実なんだからしょうがない。そもそも、自分の弱さを認めるが強さの始まりというものだ、うんぬん。こんなことを書けば上から目線っぽい?。。が、やっぱりやめておこう。 話を変える。既存のコードをちまちまリファクタリングして、少しだけ新しいコードを追加して、デバッグして、なんてことを年がら年中やっていると、一から自分でコードをバリバリ書けたらどんなに楽しいだろう、なんてことを考えることがある。大きなプロジェクトの中で何かをやっていると、そういう機会は滅多にない。ぶつぶつ言いながら既存のコードをいじくりまわしていることの方が多いのだ。 が、あるとき、ひと

  • ある程度の年齢を迎えたプログラマが抱える悩み - bkブログ

    ある程度の年齢を迎えたプログラマが抱える悩み ある程度の年齢を迎えたプログラマが抱える悩みに、「若手のプログラマと比べて、どうやって価値を出していくか」という問題があります。これは言い換えれば「同じような生産性であれば、相対的に給料の低い若手のプログラマに置き換えられてしまうのではないか」という悩みです。 この問題のひとつの解決策は、プログラマ以外の仕事のポジション(たとえば管理職など)に移ることですが、他のポジションには向いていない、まだまだ現役でプログラマをやりたいという場合にどんな戦略があるか考えてみました。なお、後述するように、以下に挙げた戦略は相反するものではなく、組み合わせが可能です。 エキスパート戦略 この分野ではトップクラス、というレベルの専門性を身につけ、その分野に特化してキャリアを築くという戦略です。たとえば、ネットワークやセキュリティといった分野で一流と認められる専門

  • GNU diff の地味だけど便利な機能 - bkブログ

    GNU diff の地味だけど便利な機能 最近になって GNU diff の地味だけど便利な機能を2つ知りました。調べてみると、いずれも昔からある機能でした。 --side-by-side は2段組で結果を表示するオプションです。変更されていない行を含めて2つのファイルの内容全体と変更点が表示されるのがポイントです。変更された行の前後数行だけでなくファイル全体をまとめて読みたいときに使えます。デフォルトの表示の横幅は130文字です。必要に応じて --width オプションで変更できます。 こういった用途には meld などの GUI の diff ツールを使えばいいのですが、 ssh 端末しかないような状況で重宝します。 --strip-trailing-cr は行末の CR を無視する機能です。改行コードが CRLF と LF でい違っているけど、中身はほぼ同じ、というファイルを比較す

  • C++と Pthreads でミニマルなHTTPサーバを書く - いやなブログ

    C++と Pthreads でミニマルなHTTPサーバを書く 『UNIXネットワークプログラミング』を読んでいると、自分でも何かネットワーク系の小さなプログラムを書いてみたくなりました。そこで、ミニマルなHTTPサーバを C++と Pthreads で書いてみました。 同じ著者の「詳解UNIXプログラミング」もそうだったように、今回のもほとんどすべてのページに、重要なことが書かれています(最後のほうのXTIの部分は例外かもしれませんが)。 たとえば、27章ではネットワークサーバの実装として、次の設計方針がそれぞれ検討され、実際のコード付きで解説されています。 クライアントごとに fork 事前に fork - 各プロセスで accept 事前に fork - ファイルロックで accept を保護 事前に fork - Mutex ロックで accept を保護 (PTHREAD_PRO

  • 浮動小数点演算ではまった話 - bkブログ

    浮動小数点演算ではまった話 浮動小数点演算のありがちな問題ではまりました。 いろいろ調べているうちに x86 特有のちょっとおもしろい 現象に遭遇したので紹介したいと思います。 パーセンテージの計算 簡単な C のプログラムでパーセンテージを計算しようと思い、 次のようなコードを書きました。 int x, y; ... int a = (double)x / y * 100; int a = x * 100 / y としないのは、 x が大きい場合に x * 100 が オーバーフローを起こす (INT_MAX を越える) ためです。 このコードは一見、期待通りに動いていたのですが、 しばらく使っていると、手元の環境では x = 53, y = 100 のときに a は 53 ではなく 52 になることに気づきました。 これは次の理由によります。 式の最初の (double)53 / 10

  • いやなブログ - スクリプト言語用のデバッガの使い方 - Ruby, Python, Perl

    スクリプト言語用のデバッガの使い方 - Ruby, Python, Perl スクリプト言語用の CUIのデバッガの使い方を簡単にまとめました。対象言語は Ruby, Python, Perl です。 私は C, C++ でプログラムを書いているときはデバッガ (主に GNU/Linux 上の gdb) を頻繁に利用します。しかし、スクリプト言語ではそれほどでもありません。これはおそらく次のような理由によります。 ビルドが不要なので printf デバッグが容易 (ある程度大きい C++ のプログラムではビルド時間が長いので printf の挿入はしんどい) 異常終了時にスタックトレースが表示される (Ruby, Python なら自動、Perl の場合は use Carp; $SIG{__DIE__} = \&Carp::confess; など) オブジェクトのインスペクトが簡単 (Ru

  • もし必要なら - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #3 - bkブログ

    もし必要なら - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #3 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の3回は、"if need be" を取り上げたいと思います。"if need be" はソースコードのコメントの中でとりわけよくみられる表現です。 "if need be" の意味は「もし必要なら」です。同じ意味を表す "if necessary" という表現も一般的ですが、"if need be" の方が2文字分短いためか、"if need be" の方を好むプログラマも多いようです。 例) // Change the font size if need be. // フォントサイズを変更する、必要なら。 We could help improve the test coverage if need be. 必要ならテストカバレージの改善を手伝ってもいいよ。 この表現はメールでもよ

  • こうすればうまくいくよ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #1 - bkブログ

    こうすればうまくいくよ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #1 宮川さんの人気企画「学校では教えてくれないエンジニアリング英語」に便乗して、私もソフトウェア開発に使えるフレーズ、とりわけバッドノウハウ的な場面において役立つフレーズを紹介していこうと思います。第1回は "do the trick" です。 do the trick は「こうすればうまくいくよ」というときに使えるフレーズです。日常会話にも使えますが、とりわけ「うまくいかない」「うまくいった」という場面が多く発生するソフトウェア開発では特に便利なフレーズです。 例) In that case, setting LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19 should do the trick. それなら、 LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19 をセットすればうまくいくはず。 Heh, this seem

  • Binary Hacks - バイナリアン度チェック

    Binary Hacks 的な技術に精通したエンジニアのことを、専門用語で 「バイナリアン」と呼びます。 ここでは、みなさんのバイナリアン度を診断できるチェックリストを用意しました。 目次を見て、 「こんな内容はぬるい」と思った方も、 「バッドノウハウばっかり」 と思った方も、ぜひ挑戦してみてください。 診断には JavaScript が有効なブラウザが必要です。 問題は15問あります。 診断スタート

  • ハッカー養成塾: 深追い、佳境、バッドノウハウ

    最終更新日: 2006-01-31 オープンソースマガジン2006年3月号に向けて書いた記事の元の原稿 です。 ハッカーウォッチャー 前回の武藤健志さんからバトンを受け取った高林です。ハッカー養 成塾の講師という大変な役目を軽々しく引き受けてしまいましたが、 筆者などは、むしろ出来の悪い塾生といったところが当です。 しかし、どういうわけか、これぞハッカーという人たちと知り合う 機会には恵まれてきました。稿では、彼らを観察して得られた知 見を元に、ハッカーの人物像について考察してみたいと思います。 ハッカーの人物像 ハッカーといってもいろいろな種類がいますが、筆者の周りのハッ カーに共通に見られる傾向に、以下の3つがあります。 「深追い」しまくり 「佳境」に入りまくり 「バッドノウハウ」に詳しいこと甚だしい 上記の 3点について、これから掘り下げていきたいと思います。 「深追い」は筆者と

    hirose504
    hirose504 2006/05/11
  • 私の情報整理術: 捨てる派の情報整理術

    捨てる派? 捨てない派? 情報整理術は興味の尽きないトピックです。誰もが何かしらのこだ わりを持っているため、ひとたび議論が始まると、自分はこうやっ てる、俺も昔はそうやっていたが駄目だった、などと始まって収拾 がつかなくなります。これはちょうど誰もがうまいラーメン屋につ いて一家言を持っているのと似ています。 私の観察によると、ある種の人たちが情報整理術について議論を始 めると永遠に平行線で終わるようです。それは「捨てる派」と「捨 てない派」です。 捨てる派によれば、「物理的なものにしろ電子的なものにしろ、い らないものはどんどん捨ててしまえばよろしい。不要なものがたく さんあるから必要なものが見つかりにくくなるのだ。第一、ものが 少ない方が気分がすっきりする。昔から、墓場まで情報は持ってい けないと言われているではないか」ということになります。 一方、捨てない派によれば「必要か不要か簡

  • 『計算機プログラムの構造と解釈』について

    最終更新日: 2000-12-02 (公開日: 2000-12-02) ちょっと感傷的。「今年」は 2000年のこと。 目次 ことはじめ 2.2.4節の図形言語 書評 関連リンク集 ことはじめ 今年の4月に『 計算機プログラムの構造と解釈 』(SICP)を知った。これはす ごいである。MITの入門コース用の教科書らしいのだが、僕にとっ ては難しい (一応は情報科学が専門の大学院生なんだが)。が、難 しい以上に楽しい。物の計算機科学を感じる。perl だとか CGI だとか、くだらんことをやっていないで、もっと早く読むべきだっ た。 このでは、プログラミング言語として Lisp の 1つの方言である Scheme を採用している。僕は Lisp を長い間、敬遠してきた。あ んな括弧の多い言語、 IQの高い人間じゃないと理解できないに違 いない、そもそも実用性がないんじゃないか、と思って

    hirose504
    hirose504 2006/04/15
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