何故か不意に新作落語が頭に浮かんでしまった。 理由は不明。 趣味で小説は書くが、落語はたまにテレビで見るくらい。 清水義範は大好き。 とりあえず概要だけ。詳細はいつか詰めればいいや。 以下あらすじ 『黒柿』 農家の家に仕事に来た大工とその弟子が、家の老人に頼まれ、ついでに家の裏に立っている柿の巨木を切り倒す。 ところが、切り倒した柿の幹は黒かった。 見事な黒柿の木材で売れば二年は金に困らない。どうせ老人は価値を知らないと、老人に説明使用とする弟子を押しとどめる。 これは一財産と喜んだ大工は、老人に恩着せがましく、倒木の処分をしてあげると持ちかける。 後日、荷車を引いて柿ノ木を取りに行くと木がない。 老人に聞くとちょうど薪を切らしてしまったので薪にしてしまったとのこと。 黒ずんだ薪が小山になっている。 「割る前から煤けてる木なんてめずらしいね」 下げをどうするかな。