日本人の入店・乗車拒否も 「まさか、世界有数の親日国と言われるインドネシアで、日本人がバイキン扱いされるなんて……」 同国の首都、ジャカルタに長く在住する自営業の男性はこう肩を落とす。 インドネシア政府は3月2日、新型コロナウイルスの国内感染者を初めて確認したと発表した。患者はダンススクール講師の女性(31)とその母親(64)で、女性は先月中旬にマレーシア在住の日本人とインドネシア国内でダンスをしたのだが、この日本人はマレーシアに帰国後、インドネシア人2人より先に新型コロナウイルス陽性と判明した。 テラワン保健相はこれを受け、「2人はこの日本人から感染した」と述べたが、科学的根拠は何も示されていない。さらに6日には、追跡調査で新たに2人の陽性が確認されたと発表した。 インドネシア国内では、ウイルスを持ち込んだのは日本人だとして、日本人が「感染源」と危険視され、入店や乗車を拒否されるケースが