NetIBNewsでは、1月8日に「福岡市東区の分譲マンションが傾斜 販売業者の対応に憤る住人」という記事を発信。同問題について関心をもたれた方も多いと思われる。このマンションでは、建物を支える役割の杭が岩盤まで届いていないことが確認され、現在詳細な調査が進められている。 同マンションは竣工から2年も経過しない時期に多数のクラック(ひび割れ)が発生。建物の傾斜に起因するのか、玄関ドアの枠が変形し、開閉しづらくドアを交換せざるを得なかった部屋も数件に上る。 現実にこのような不具合を突き付けられても、分譲会社のJR九州や施工会社の若築建設は、「不具合は主要構造部分に起因するものではない」「不具合が主要構造部分に影響を与えることはない」「建物の傾斜の原因は特定できない」「今後原因追究は行わない」などと区分所有者を突き放す回答をし、さらに、「引き渡し後20年の除斥期間を過ぎている」(同マンションは