多賀城市立図書館が入居する同市の多賀城駅北ビルA棟の入館者数が2016年3月の開館以来、好調に推移している。17年度は年間で前年を下回ったが、下半期は前年比ほぼ同数。3年目となる18年4、5月は前年を上回った。市の文化交流拠点として定着しつつある。 入館者は、16年度150万人。17年度は144万人で、6万人の減少は上半期に集中し、11、12月は前年を上回った。市は、注目度の高い1年目に比べ、2年目の利用者減が小幅に収まったとみている。 駅北ビルA棟は、JR仙石線多賀城駅のそばにある立地の良さが魅力だ。図書館やカフェ、コンビニエンスストアなどが入居し、幅広い年代が利用する。吹き抜けのカフェは開放感があり、1~3階の図書館の本棚を一望できる。 飲み物を持ち込める図書館は学習利用が目立ち、学校の試験時期は開館前から行列ができるほど。企画展や講座、幼児向け読み聞かせも人気で、受付脇にイベント情報