7日に行われたソチ五輪の開会式冒頭で、五輪の「五つの輪」のうち、右上の一つが開かないハプニングがあった。五つの雪の結晶がそれぞれ徐々に大きく開いて輪に形を変えていく演出だったが、右上の一つが開かず、「四輪」のような形のまま終わった。 総合演出を担当したエルンスト氏は式典後の記者会見で、「技術的なミス。この小さな一事を持って、式典全体の素晴らしさが語られないのは残念だ」と話した。ロシアのテレビ局の幹部でもあるエルンスト氏は、「技術スタッフから連絡があり、輪が開かないことを数秒前には把握した。そのため、あらかじめ撮影していた映像を使うよう指示した」と話し、国内向けの放送では成功時の映像を流したことも明かした。(平井隆介) ■聖火リレーにシャラポワ 2014年にちなんで7日午後8時14分に始まった開会式。会場の中央に地下からの通路が開き、オリンピック発祥の地ギリシャから入場行進が行われた。「ロシ