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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (26)

  • 転職と次の10年 - 雑種路線でいこう

    いささか古い話になるが、やまもとさんとの対談の終わりに何でヤフーに入ったのか聞かれて虚を突かれ、割とシドロモドロに答えた。で、対談の題からは外れていたし編集部は気を利かせて対談から削ってくれたけど、ようやく後任も着任したことだし、いろいろな人に繰り返し話す中で、何となく頭の整理もできたし少し書いてみたい。 ただ、私が当に楠さんに問いたかったことは「なぜそうまでして現場にいたかったか」であります。マイクロソフトでのキャリアを捨てて、ある意味ヤフージャパンというドメスティックな大企業に戻って現場を志向する優秀な技術者の考え方ってのを知りたかった。それはたぶん後半に書かれているはずです。おそらく。 僕は自由に勉強でき、潤沢な予算で行きたい時に行きたい場所へ行けて、成長の機会を与えてくれ、気前よく給料を上げてくれた前の会社にはとても満足していた。最後の3年ちょっとは米国人が上司のInterna

    転職と次の10年 - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2013/02/10
    「この10年で潮目の変化を感じたとすれば、今や古いルールが世の中を悪くしているのではなくて、古き良き時代への懐古を超えるビジョンと勢いに欠けているということだ」
  • やっぱ「ガツン」じゃねーよ、と - 雑種路線でいこう

    ハックルの中のひとは結局はてブをどうして欲しかったんだろうね。あれから諸々考えたんだけれども、できることって大してないよね。まあ、/.のモデレーションとかも考えられるけど。で、ひとが傷つくのって文脈無視の罵詈雑言よりは、的を射た批評的言説だと思うわけですよ。分かってるだけに傷つく、みたいなさ。そういうのって書きようによっちゃ名誉棄損に当たる場合もあるけれど、そうでもない場合だって多いし、違法有害情報をみつけたら消しましょう、みたいな話じゃないんだよね別に。 終風翁といい池田信夫氏といい、東浩紀氏といい、書けばブクマの集まるはてブリッチが、群がってくるネットイナゴに批判的だったけれど、ネガコメの書き捨て的な側面とか、ネガコメ野郎に限って妙に上から目線であることは気に障るけれども、あまり思いつめるようなものでもないな、とも思う。だいたい気にしなきゃいいんだし。 けど実際問題として気にしてしまう

    やっぱ「ガツン」じゃねーよ、と - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2009/06/16
    「アーリーアダプタ的な終わりなき逃走」
  • さて帰りの機内で何を読むか - 雑種路線でいこう

    先月のネタに遅れて参戦。いまどき紙の日経を朝チェックなんてオッサンだろ、とかいってはいけない。米系航空会社のCAはオバサンばっかで正直どうでもいいが、西海岸からの帰りは偏西風で行きよりも2時間くらいフライトが長いし、夕方着陸の飛行機で寝ると夜になって眠れず時差ぼけを後々引きずるので、10時間分の読み物を用意することは重要だ。 キャビンアテンダントへの私的な取材結果によると、機内で日経新聞を読むということは、そのヒトは、その時間まで日経をチェックしていなかったと判断される。「できるビジネスパーソンには、ありえない!」て、ことになるらしい。 なので機内で新聞を読むのなら『毎日新聞』はどうだろうか? 一番後回しに読まれるであろう(私的推測)、毎日新聞をオーダーすると「さすが! このヒトは、もうほとんどの新聞には目を通したのね!」となる。 国際線に載った時に毎日新聞を読んでるなんて、どれだけヒマな

    さて帰りの機内で何を読むか - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2009/05/18
    マジレスすると、良い印象を残すには「挨拶を無視しない」が一番効果的。
  • 人も社会も責めたって詮無い - 雑種路線でいこう

    今月発売のVoiceでロスジェネについて対論した。奥谷禮子氏が「派遣切りされて困った若者は自己研鑽や備えが足りない。ロスジェネは言葉遊び」と論じたのに対し、わたしは「ロスジェネは労働需要の問題。セーフティーネット整備と公正な雇用環境整備で世代間の痛み分けを」と主張した。 反目しているようで共に労働規制改革を支持しているあたりVoiceの読者層を意識し過ぎた。派遣労働者の自覚不足は否定しないが、衰退産業の正社員だって危機感じゃ五十歩百歩だし、誰もが危機感を持っている社会も随分と世知辛い。 派遣切り・ロスジェネを見捨てるツケ(gooニュース) Voice (ボイス) 2009年 03月号 [雑誌] 出版社/メーカー: PHPソフトウェア・グループ発売日: 2009/02/10メディア: 雑誌 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 派遣労働者側の話に戻ると、給与と寮を与えられて

    人も社会も責めたって詮無い - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2009/02/15
    生産性と事業規模の関係は、つまり経営効率に集約されるような気がする。
  • 禁止脳の恐怖 - 雑種路線でいこう

    埼玉の女子中学生が自殺した事件を受け、文部科学大臣がケータイについて「携帯の学校への持ち込みについては近々、国として方向性を出す。特別な場合を除いて持たせないとか、学校では使わせないとか」と語ったらしい。実に馬鹿げている。そんなに禁止が効果的なら、いじめを禁止すればいいじゃないか。だいたいケータイの学校への持ち込みを禁止は以前から通達が出ているのに、効果がなかったことへの反省がない。まあ多感な時代に人間関係のトラブルで自殺なんて確率的には起こる話だし、これだけケータイが普及していれば、ネットでのトラブルが関連していることもあろう。問題は起こるべくして起きたし、それを見越して玉を仕込んでいたのだろうか。 ケータイに限らず、製造業派遣とか、ダガーナイフとか、薬のネット通販とか、とりあえず禁止って話が多すぎて、なぜかくも即物的に政治が動くのか理解に苦しむ。ワイドショーをみて憤る年寄りに対する人気

    禁止脳の恐怖 - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2009/01/22
    「ガキのうちにけんかさせておいた方が無難じゃないか。」これは同意。
  • ロスジェネは共闘できる - 雑種路線でいこう

    Chikirinが僕と赤木智弘の間に横たわる越えられない壁について分かりやすく整理している。で、論壇なら人口に膾炙しやすい話題を軸に自説を唱えて固定読者に溜飲を下してもらうのが仕事かも知れないが、そういう年寄りの趣味に付き合っている余裕はない。僕らロスジェネなら政府から具体的な政策を勝ち取るという一点で共闘できるよね。意見Aは具体的で実現可能な政策玉を仕込み、意見Bは群れて窮状をアピールしデモで突き上げてアテンションを獲得すればいい。 そして、意見Bは意見Aを「徒に世代対立を煽る輩」と批判し、別の言葉でいえば「労働者の分断を図る卑劣な意見」であると非難します。意見Aに言わせると意見Bを主張する人達とは「未だにマルクスの亡霊に取り憑かれている100年遅れた職業運動家」に過ぎません。(略) 両方とも若年者失業問題という合意の得やすい問題を“利用”して、自説を唱えているだけなんだな、と。彼等にと

    ロスジェネは共闘できる - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/12/12
    世代間闘争?労働者と経営者の境目は、たぶんもっと曖昧になってる。
  • 問題は内定取り消しより新卒偏重では - 雑種路線でいこう

    正社員だって整理されちゃう時代なら、内定を取り消されたって仕方ないだろって気もする訳ですよ。で、問題は内定取り消しそのものじゃなくて、それが今後のキャリアに大きく響いてしまう新卒偏重の方なんだよね。ところが首相のコメントとか労働基準監督署の指導とか、おかしな方向に走っている。役人も記者も新卒採用が多いから、自分が暗黙のうちに差別を認めていることに気づかないのかな。 どこの馬の骨ともつかない一般学生に100万やろうという話がでて、社会がそれに「かわいそうだ」とか同情する一方、100万円もあれば生きる事ができるかもしれない就職氷河期世代の非正規労働者に、質的な意味での同情の声は上がらないわけですよ。 麻生太郎首相は10日午後の参院予算委員会で行われた経済・社会保障に関する集中審議で、企業による新卒者の内定取り消しが増えていることについて「これから(社会人として)スタートする人が、かなり大きな

    問題は内定取り消しより新卒偏重では - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/12/11
    タイトル見て「何当然のこと言ってるんだ?」と思ったが、当然と思わない人もいるんだね。
  • 能力に対する対価って幻想 - 雑種路線でいこう

    僕はこれまでいろんな仕事をしたが、高校時代にハンバーガーを焼くバイトが最も辛く給料も安かった。だから給料って何だろうってことは人生の中で何度か考えた。まず給料ってのは能力の対価ではなく仕事の対価なんだ。で、仕事の値段って大雑把に相場と利益と分配率で決まり、似た仕事している者同士で能力に応じた多少の色をつける。だから儲からない仕事で高い能力を発揮するより、儲かる仕事にしがみつき全く能力を発揮しない方が給料がずっと高くなる場合だってある。 世の中というのはおかしなもので、才能やら磨き抜かれた技術とは別の部分で給料が決まったりする。 例えば業種が変れば、給料の高低が変化したりするわけです。 これは給料を貰う人にとっても、サービスを受ける人にとっても、実は不幸なことです。 結局のところ、そのおばさんに給与を払っているのはそのスーパーの客で、そのスーパーの客がオバサンの才能に価値をさほど認めていない

    能力に対する対価って幻想 - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/12/02
    レジ打ちが早いってのは仕事の成果そのものでしょー。
  • プログラミング・ファースト開発は日本の情報サービス産業を救う銀の弾丸か - 雑種路線でいこう

    プログラミング・ファースト開発というと新しげに聞こえるけど、パッケージソフトの世界じゃ普通だよね。例えばWindowsとか多くのパッケージ製品に、SIに於ける厳密な意味での詳細設計書があるかは疑問。LinuxやApacheも然りでしょ。「全部内製で、自分たちで最初から最後まで開発する」結果として、顧客が望むものを手に入れられるかはケース・バイ・ケース。お仕着せでつくるなら売り先を増やして単価を下げた方がWin-Winだし。 日のSI業界の多重下請け構造をなくすためには、新しいビジネスモデルが必要なのです。 この新しいビジネスモデルこそ、「プログラミングファースト開発をするSIer」だと思っています。全部内製で、自分たちで最初から最後まで開発するSIer。 ユーザから見るとこれまでより早く、コストが安く、自分たちの思ったものが手に入る。 日市場でもいくつかパッケージソフトベンダが生き残っ

    プログラミング・ファースト開発は日本の情報サービス産業を救う銀の弾丸か - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/09/01
    開発モデルとマネジメント、契約は疎結合とは限らないわけで。
  • 組織でのフィルタリングに対する素朴な疑問 - 雑種路線でいこう

    わたしの職場は幸いフィルタリングがかかっていないのだが、最近は会社も役所も結構フィルタリングがかかっている。情報漏洩対策などを考えるとWebメールなどをフィルタリングする理由は分からぬでもないが、ブログとかもアクセス制限しているとすると情けない。業務上必要な情報収集を阻害してでも、ネットの職務外利用をい止めたいのだろうか。 会社にいて就業時間中に、会社の資産であるPCとかネットを使ってアクセスする訳だから、掲示板やWebメールへの書き込みを制限したり、どんなメールのやりとりやWebサイトの閲覧を行っているか把握されても仕方ない。疑わしきアクセスについて問い質されたら答えられるようにしておくべきだ。 生産性や調整コストを考えると、アクセス記録とレイティング・データベースとを付き合わせて、明らかに業務と関係なさそうなアクセスの多い社員に対して問い質して必要に応じて処分した方が、フィルタリング

    組織でのフィルタリングに対する素朴な疑問 - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/07/28
    「業務に必要なサイトは開放します」と言われても、見れなければ内容がわからないから必要である証明って出来ないんだよね。
  • 特効薬は犯罪報道の配慮なんだが - 雑種路線でいこう

    八王子の事件も硫化水素自殺も、テレビや週刊誌の犯罪報道がああじゃなかったら起こらなかった可能性があるし、これからも似たような事件が続くんだろう。もちろんマスコミは自省しないし、政治家もナイフやケータイは槍玉に上げてもマスコミには気を使う。言論の自由より人命の方が重いって被害者が訴えれば反駁するのって難しいから、業界が自主的に襟を正さないと面倒なことになるんだが。 役所で犯罪報道の在り方について研究会を立ち上げようものなら、報道管制の端緒を開くことになって気持ち悪い。現行の放送法の枠組みでも、BPOがWHO等を参考に自殺報道・犯罪報道について模倣犯を防ぐためのガイドラインを自主的につくることは考えられるけど、先日の民放連の国会答弁なんかを聞いている限り、やらないだろうな。どう報道すれば模倣犯を減らせれば興味はあるんだけど、言論統制の口実に利用されるのは嫌だから、掘り下げて議論すべきか悩む。

    特効薬は犯罪報道の配慮なんだが - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/07/25
    短絡的な犯罪者が「報道されたい」言ったから報道を規制する、短絡さ。硫化水素は迷惑だ報道後、硫化水素自殺は減ったのか、報道してないだけか、どっちだろう?
  • 承認欲求って昔から政治権力や宗教の源泉だよ - 雑種路線でいこう

    現代日が非承認型社会なのか、だいたい社会が承認を担保してくれることを期待してる奴ってキモくね、とか思うけど。承認って妙にネットワーク効果があるよね。誰かから認められ、そういう評判があると他の誰かからも認められやすいし、誰かから認められたという自信に裏打ちされた行動が、他からの承認を勝ち取ることもある。だから簡単にポジティブ・フィードバックでベキ法則風に分配されてしまうし「どーせ承認されないし」的ジタバタをやったところでハリネズミ症候群となってしまったり、そもそもエントリーポイントどこ?的な話はある。 この問題、決して昔が良かったとは思えないんですよ。昔からの承認って職能的なところは社会的地位に紐づいていて人にはどうしようもなかったりしたろうし、人格的なところは村社会で非常に狭いところに押し込められていただろうから。そういう諸々が郊外化で崩壊して、団塊世代がヒューマニズム的な教育観を持ち

    承認欲求って昔から政治権力や宗教の源泉だよ - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/06/30
    求められるのは社会的価値の承認。とすると、承認されていない人は自分か社会のどちらかに問題を見出さなくては生きていけない。
  • 持続可能な日本的経営へ向けて選択労働制を - 雑種路線でいこう

    アキバ通り魔事件と製造業派遣との因果関係について、僕はネットへの書き込み等から判断して無視できないと思うけれど、苦しい立場にあっても暴発しない方が普通なのだし、雇用規制は事件があろうがなかろうが見直されるべき重要な課題だ。正社員の既得権をブチ壊したところでロスジェネが報われると限らないことは内田先生の指摘する通りだ。単に解雇規制を弱めれば、業績好調で正社員を切れなかった大企業が事務作業のBPOに舵を切り、これまで法的に守られていた正社員まで放り出されて下流化する懸念もある。 そういった意味で従来ロスジェネ論壇というと、希望は戦争!さもなけば分け前を寄越せとか「新時代の日的経営」を取りまとめて雇用流動化を推進した経団連ケシカランという議論だったけれども、じゃあ君たち具体的に何をどうしたいの?みたいな話になった途端、ともかくカネを寄越せとかベーシックインカムとか、非現実的な提案しか出てこない

    持続可能な日本的経営へ向けて選択労働制を - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/06/15
    企業別労働組合から何とかしていく方が無難じゃない?入社当時、その組合への勧誘が脅しに近かったけど?そんな運用で制度だけ変えても、ねぇ。
  • IT調達に市場化テストを - 雑種路線でいこう

    予告.inで考えさせられたこと。電子政府の作り方って他にもやり方があるんじゃねーの、っつーか、足の早い分野じゃ発注しなきゃ仕事はじめないような奴らに作らせている時点で負けだってこと。今回、予告.inに呼応して予告.outが出てくるまで数日だよ。古い仕様書通りに作ったら負けな分野だし、国が予算つけなきゃ関心を持たないような奴にやらせちゃ、その時点で終わってるだろ。 業務系とか、いわれた通りに作らなきゃならない分野もある。けれどセキュリティとか検索とか、moving targetを追っかけるネタで、これまでの年度単位での受発注という時間軸で仕事させちゃいけない。機敏に目標を再設定できる民間でやらないと難しい。今回はid:satoru_netが勝手につくった訳だけど、じゃあ役所は何をすればいいんだろう。たぶん、 政策需要を明確にする かかる分野の技術開発を促す 公共性の高い活動の継続を支援する

    IT調達に市場化テストを - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/06/15
    実際に、何にどれだけコストが掛かってるのか細かく検証してみても、面白いかも。協力してくれるところがあれば、だけどw
  • 児ポPTに呼ばれてブロッキングについてレクしたよ - 雑種路線でいこう

    いきなりブロッキングが児ポ法改正に盛り込まれることはなかったけど、調査することにはなったみたい。高市早苗先生からご招待いただき、1週間ちょっとかけて慌てて世界のブロッキング事情を調べてエントリも書いたけど、さすがに5分で全てを語り切ることはできなかったし、せっかく整理したのでレク内容+αを改めてエントリにまとめておく。個人的な意見はさておき、僕は事業者の専門家として呼ばれた立場だから、先方の求めに応じて淡々と説明したよ。ともかくこの分野は日語の文献とか皆無なので、ネットで教えを乞うたりもしながら分かる範囲でまとめてみた。 このほか、法案の付則で、国の今後の課題として、(1)児童ポルノを描写したアニメ、CG(コンピューターグラフィックス)などに関する実態調査と研究(2)インターネット上の児童ポルノサイトに、利用者がアクセスできないようにする「ブロッキング」の研究を盛り込むことでも一致した。

    児ポPTに呼ばれてブロッキングについてレクしたよ - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/05/03
    「特にPCの場合はAjaxのようにURLが変わらないまま画面遷移するアプリケーションとか、ブログ、CGMへの対応にコストがかかる」ここがよくわからない。
  • 身内読者は悩ましいが、気にしたら負けだと思う。 - 雑種路線でいこう

    この分類でいうと僕は典型的に身内読者を苦痛に感じるブロガーだね。このブログも実際には時折親に読まれたり、に読まれたり、元カノに読まれたり、同僚や元同僚に読まれたり、付き合いのある同業他社、記者や担当編集者に読まれている訳だが。はてなが何十年か続けば、僕の息子達が十数年後に読むことだってあるかも知れない。「なかのひと」をみて時々自分の会社の文字が大きくなっていたりすると、かなり気が塞ぐ。 「読まれること」の最大の問題点は、「誰に読まれるか」が指定出来ない点にある。職場の上司に読まれるかもしれないし、親兄弟に読まれるかもしれない。恋人の読まれるかもしれないし、ニュースサイトの運営者に読まれるかもしれない。当たり屋ブロガーに読まれるかもしれないし、古い友人に読まれるかもしれない。そして、彼らに、「どのように読まれるか」も同じように指定できない。 そういえば前の会社で社長に結婚の報告をした時「あ

    身内読者は悩ましいが、気にしたら負けだと思う。 - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/03/17
    ネットワークの密さに社会生活はついていけるのか、というお話。かな。筆者も読者も、雑さを許容できるかなのかも。本音と建前体系の一つだ。
  • 差別的な親心に就いて - 雑種路線でいこう

    僕は個人的には、自分の息子達に対してフィルタリングを設定する場合に、同性愛を規制すべきとは思わない。けれどフィルタリングの根拠を親権の求めるならば、親の持つ差別なり偏見がフィルタリングの設定内容に及ぶことは避け難いのではないか。 IMJの分析は「親子の意識差」に焦点を当てているのだけれども、絶対値でみても同性愛を規制が必要と考える親は87.8%と、かなり高い値となっている。ほぼ同水準がギャンブル(87.9%)で、成人娯楽、グラビア、グロテスク、オカルト、宗教といたあたりがこれらより若干低い。 同性愛を忌避する親が我が子にそういったコンテンツを見せない措置をすることを批難する理屈は立て難い。それが差別感情の発露だったとしても、親にはその権利があると考え得るからだ。社会的に同性愛の法的地位を高めるべきだが、我が子に同性愛者であって欲しくないし情報を遮断したいという親の立場は、政治的に正しいかは

    差別的な親心に就いて - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/02/19
    差別心を植えつける権利なんてないですよ。無論、親権にだって。
  • コーディングは設計か製造か - 雑種路線でいこう

    ソフトウェア開発を製造業の設計のメタファーで捉えるか、製造のメタファーで捉えるかは経営学で永らく論争の行われてきたテーマらしい。実際のところ両面あるんだろうけれど、バグを減らすための品質管理になると、製造メタファーの方が相関が分かりやすいこともあって応用が進んでいるようだ。業態によっても違って、携帯サイト構築のように自社サービスのコーディングであれば、経営判断とコーディングを同じ人間が担当できる可能性があるけれども、受託開発など自由が利かないケースも多い。役所では最近、分離調達といって設計と施工を分ける手法が一般化しつつあるが、こちらは建設のメタファーを参考としているようにみえる。 ソースコードの一行一行は、経営判断そのものだ。 どの部分を汎用的につくり、どの部分をやっつけで作るか、そして、どの部分をパフォーマンス優先でつくり、どの部分を可読性優先でつくるかは、そのソフトウェアステムを使っ

    コーディングは設計か製造か - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/01/21
    プログラムは厳密で詳細な動作の記述で、コーディングはコンパイラの仕事ですよ。
  • 緊急フォーラムへ向けて有害コンテンツ規制の論点整理 - 雑種路線でいこう

    コンテンツ政策フォーラムが21日、慶應大学三田キャンパスで未成年者向け携帯フィルタリングサービス原則化についての緊急シンポジウムを開催する運びとなった。情報通信政策研究会議も1月30日に国際大学GLOCOMで有害コンテンツ規制についての緊急シンポジウムを予定しており、告知へ向けた準備を進めている。2月の通常国会を前に各界で議論され、論点整理が進むことになるだろう。これらシンポジウムを前に、この問題についての僕の認識を整理したい。 DMC機構では、来る2008年1月21日、三田キャンパス北館ホールにて、コンテンツ政策フォーラム「インターネット上の安全・安心に関する緊急フォーラム - 未成年者向け携帯フィルタリングサービス原則化の是非を問う」を下記要領にて開催いたします。ご関心をお持ちの多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。 ▽日時:2008年1月21日(月) 18:30-21:00

    緊急フォーラムへ向けて有害コンテンツ規制の論点整理 - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2008/01/09
    「フィルタリング」と「検閲」では主体が違うというだけ?政府ならNGで、保護者なら?企業なら?レッシグの議論を読み返したいところ。
  • 情報サービス産業を救う銀の弾丸はない - 雑種路線でいこう

    そうそう人月はなくならない。世界の何処だってヒトを売るときは人月だ。同じヒトを買うならユーザー企業が直接雇用した方が方が安いし組織の壁がなく合理的だ。米国で日よりパッケージの活用が進むなど合理的な情報システムが構築されやすいのは、一時的なコンサルティングやプロフェッショナルサービスはともかく、システムの企画とか調整はユーザー企業の従業員が行っていることが大きい。きっちり業務プロセスから見直すことができるし、ちゃんとコストを下げるインセンティブが働いているのだ。 日でそういった企業が少ないのは、ジョブローテーションの中で情シス部門のスペシャリストを育て、しかるべき処遇を用意することが難しく、減点法の人事評価ではリスクを取って新しい技術を導入するより、付き合いの長い業者に丸投げして失敗を避け、或いは失敗しても責任を押し付けた方が得だからだ。 つまりユーザー企業の発注能力が低いとか、重層的な

    情報サービス産業を救う銀の弾丸はない - 雑種路線でいこう
    katzchang
    katzchang 2007/12/14
    世の中色々関係してて単純には進まないよというお話。雇用の流動化が鍵という点には同感。相変わらず攻守のバランスがある記事だが、論旨が文章に「防御せよ」と命令しているような感も漂うかも。