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ブックマーク / blog.livedoor.jp/keloinwell (142)

  • Pursuing Big Oceans : 書評:「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」 - livedoor Blog(ブログ)

    が経験した戦争について知っていること、というと、自分が小さい頃に、酔っ払った祖父が軍歌を歌ったり、戦艦の話をしていたことを思い出す。母方の祖父は電気配線に詳しかったことが高じて、通信兵として軍隊で働いていたが、戦地に赴くことはなかったらしく、戦争の話をすることに抵抗はなかった。一方で、父方の祖父は満州のあたりでソ連兵との戦闘に巻き込まれ、戦中から戦後にかけて辛い経験をしたからか、自分が中学生の時に詳しく聞いた時以外、戦争の話を自分からすることはなかった。 このように自分の周りに限った事例でもわかるように、戦争とはひとりひとりの物語があり、包括して議論するのは難しい。そもそも戦争とは多面的であるし、まとめるのは無理な話だろう。いま行われているウクライナロシア戦争もきっとそうだ。もし戦争質というものを見るのであれば、一人の視点に基づいた考察、または一人の体験談に則った方がいい。例え

  • Pursuing Big Oceans : 書評:「生きがいについて(神谷美恵子)」 - livedoor Blog(ブログ)

    アメリカにやってきた時、スーツケース1つにバッグ1つという身軽な格好でやってきたが、そんな小さな荷物と一緒に持ってきた、たった一冊のがある。「自省録」というだ。古代ローマ皇帝であり、ストア派の哲学者でもあるマルクス・アウレリウスによって書かれた、皇帝として東奔西走する苦悩と自身の考えを綴っただ。おそらく著者のことを、つい数年前に流行った「テルマエ・ロマエ」という漫画に出てきた真面目な少年として覚えている人もいるのではないだろうか。この「自省録」は自分にとっては事あるごとに読み返す、愛読書のひとつだ。2000年前に書かれたでありながら、人が向き合うべき規範が記されている。 マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫)posted with amazlet at 19.01.03岩波書店 (2014-12-18) 売り上げランキング: 3,026 Amazon.co.jpで詳細を見る

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    keloinwell 2019/01/03
    視野の広がる本でした。
  • Pursuing Big Oceans : コミュニケーションでつらい思いを感じるとき - livedoor Blog(ブログ)

    小さい頃から人とコミュニケーションをとるのが苦手だった。親もよく「一人遊びばかりしてた」と言っていた。それは今でも変わらないか。 アメリカに来てからの人付き合いは自分に合っているように思う。日に比べてコミュニケーションの距離(語学の影響もあるかもしれない)があって、この問題が露呈することは少なくなったし、それこそ友人から頼まれてパーティーの幹事をこなすようにもなった。 でも人と親密なコミュニケーションをとろうとすると、今でもこの問題が露呈することがあるし、そのたびに凹んでしまう。心を刺されたような気分になる。日にいた頃だけど、あるグループ内で強い嫌悪感を人から向けられたこともあったし、別の一件では諭されるように言われることもあった。相手に負担をかけてしまったのは事実なだけに言い返すこともできず、謝るしかなかった。 いわゆる自閉症スペクトラム障害なのかもしれないと思う。実際に診断を受けた

  • Pursuing Big Oceans : 書評:「白と黒のとびら(川添愛)」 - livedoor Blog(ブログ)

    オートマトン(参考)やチューリングマシン(参考)については、大学教養時代の頃、なぜか計算機科学に興味を持っていた時期に授業を履修し勉強したことがあったので、ある程度理解しているつもりではあったが、こんなにわかりやすく説明できるものなんだというのが書を読んで、まず思ったことだった。学部生の当時にこのがあったら良かったのに、と思いつつ、難解なものをここまでわかりやすく説明する術は多くの人にとって学ぶべきところがあるようにも思った。 この「白と黒のとびら」は文学科出身であり、現役の研究者でもある著者によって書かれ、2014年に出版された。出版された当初から個人的に気になっていたけれど、他のばかり読んでしまったために今までずっと積読状態にしてきてしまった。 魔法使いの弟子の成長と師匠との関係を通したファンタジーの皮をかぶりながら、オートマトンと形式言語理論を実例を交えつつ学べるという非常に稀

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    keloinwell 2018/09/02
    オートマトンと形式言語についての本
  • Pursuing Big Oceans : 映画評:「東京物語」 - livedoor Blog(ブログ)

    今日はいつものように実験をしようかと思っていたのだけれど、頭痛がひどく、体調が優れないので、自宅療養することにし、午後になって症状が多少落ち着いたので、のんびりと映画を見ることにし、それで「東京物語」を見ることにした。 最初に見て思ったのは、もしこの映画を若い頃に見ていたら、途中で投げ出してしまっていたんじゃないかということだ。人物を正面から描く、カメラが動くわけでもなく、登場人物は皆淡々としゃべる。一見、退屈だ。登場人物同士が喧嘩するわけでもなく、特別なことが起こるわけでもない。老夫婦が東京にいる子どもたちを訪ねるという、どこにでもありそうな日常が描かれていくだけだ。10代、20代ではこの映画が伝えようとするものを理解するのは難しいかもしれないと思った。 この映画の良さがわかるのは、社会の荒波をそれなりに経験し、親が年老いてきた年代になってからなのかもしれない。例えば、映画の最終場面近く

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    keloinwell 2018/08/13
    名作映画を観た
  • Pursuing Big Oceans : [アニメ]「宇宙よりも遠い場所」 - livedoor Blog(ブログ)

    地球上で行ってみたい場所の一つに南極がある。この話を周りにする度、一部の友人は「行っても何もないよ」と言ってくる。何もないのが良いんじゃないか、と思うんだけど、大概は言い返すこともなく、そうだねとしてやり過ごす。でも、生きているうちに一度は行ってみたいと思う。南極に行けるような分野の研究者になればよかったか、と時折考えるくらいだ。 このアニメが始まる前だったか、日テレビの番組の企画でお笑い芸人のイモトアヤコが南極に行って、南極大陸最高峰のヴィンソン・マシフに登山しているということを知り、南極への憧れを刺激されてもいた。ちょうどそんな折に始まったのが、このアニメ「宇宙よりも遠い場所」である。どうやら女子高生が南極に行くという話らしい。またどうせ女の子がキャッキャワイワイしているだけのアニメかな、と思いつつも、南極への興味に惹かれ、見始めた。 「宇宙よりも遠い場所」は冒頭、何かを始めたいと思

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    keloinwell 2018/04/02
    傑作アニメでした
  • Pursuing Big Oceans : 書評:「君たちはどう生きるか(吉野源三郎)」 - livedoor Blog(ブログ)

    毎年年末には、年越しそばとおせち料理の材料購入のため、ニューヨークまで買い出しに出かけている。そのついでに毎回Bryant Park近くの紀伊國屋書店に立ち寄り、目ぼしい日語のを物色してついつい買ってしまうのだけど、このも買ったの中の一冊。漫画版(参考)や小説の復刻版(参考)もあったが、最も古い版の岩波文庫を買ってきた。 こののことを、宮崎駿が新作映画のタイトルに使うというニュースで知った人が多いのではないだろうか。自分もかくいうそんな人達の一人で、こののことは知らなかった。ほんと、無知である。存在すら知らない良書って山ほどあるんだと改めて思った次第。 「君たちはどう生きるか」は日中戦争が始まった1937年に執筆され、「日少国民文庫」の最終刊として発表された。巻末の作者あとがきによると「日少国民文庫」の刊行は軍国主義の勃興に対して、少年少女を時勢の悪い影響から守りたいという

  • Pursuing Big Oceans : 書評:「ルバイヤート(ウマル・ハイヤーム)」 - livedoor Blog(ブログ)

    人から薦められて読んだ一冊。恥ずかしながら、ルバイヤートもウマル・ハイヤームの名前も薦められるまで知らなかった。高校時代に表層的な知識を覚えるだけで、世界史を真面目に勉強しなかったツケがこういうところで来ている。 ルバイヤートとはアラビア語の四行詩を意味する「ルバーイー」という単語の複数形で直訳すると「四行詩集」というタイトルになる。11世紀にペルシアの詩人ウマル・ハイヤームによって書かれた。後述するが、詩の内容がイスラム教の教義と相反するため、イランを除くイスラム教社会ではハイヤームの死後ずっと見向きもされなかった(異端とされた)が、19世紀イギリスにおいて、エドワード・フィッツジェラルドが英訳したことにより一躍名を知られるようになった。 多くの日語訳があるようで、調べた限りでは古いものも含めると10名以上の方がルバイヤートを日語に訳してきたようだ。ペルシア語から直接訳したものや英語

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    keloinwell 2018/01/02
    2018年最初のブログ記事。正月休みで時間があるとブログ書けますね。
  • Pursuing Big Oceans : 映画評:「Spiderman: Homecoming」 - livedoor Blog(ブログ)

    久しぶりの更新。業がとても忙しいこともあって、まとまった文章を書く気力もずっとなかったのだけど、今ちょうど何かを書いてみたい気分なので、せっかくだから今見てきた映画の話をしようと思う。ほんの少しだけネタバレがあるので、全く知らない状態で映画を見たいという人はここで読むのを止めた方が良い。 「Spiderman: Homecoming」はスパイダーマンシリーズの新作(参考)。米国では7月7日に公開。日では8月11日に公開らしい。スパイダーマンシリーズはこれまでにトビー・マグワイア主演の三部作、そしてアンドリュー・ガーフィールド主演の二作の映画が作られている。サム・ライミ監督による初期三部作はヒーロー映画の金字塔の1つだと思うし、もし未見であるならば是非とも見てほしい。特に第二作がおすすめで、スパイダーマンであることを苦悩するピーター・パーカーの描写は素晴らしい。そんなこんなでスパイダーマ

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    keloinwell 2017/07/15
    ヒーロー物としてはかなりいい部類だと思った。
  • Pursuing Big Oceans : 2016年に気になった論文いくつか - livedoor Blog(ブログ)

    明けましておめでとうございます。2017年もどうぞよろしく。業が忙しい時期を迎えていることもあって、ブログの更新は滞りがちなのだけれど、気が向いたら更新していくつもりなので、今後も読んでいただけたら幸いです。 一年の出だしですが、ここでは昨年紹介記事を書こうと思いながらも書けなかった論文を短いコメントと一緒に紹介していこうと思います。あくまで簡単な紹介なので、詳細が気になる方はぜひ論文を読んでみてください。 では、以下に書いていきます。ある程度吟味したんだけれど、それでも長くなってしまった。 RNA修飾の解析 先日、Nature Methodsでも2016年のMethods of the yearにも選ばれていたEpitranscriptomeの解析はとても印象に残った。次世代シーケンサーの技術革新によって、今まで観察することのできなかったRNAの修飾を今までよりも容易に観察できるように

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    keloinwell 2017/01/03
    論文紹介です
  • Pursuing Big Oceans : 映画評:「Ex Machina」 - livedoor Blog(ブログ)

    タイトルのEx Machinaはラテン語(元はギリシア語)のフレーズDeus ex machinaを想起させる(参考)。Deus ex machinaは物語の演出技法を指した言葉ではあるが、この映画ではラテン語語義通りの「機械仕掛け」という意味なのだと思う。 映画を見終えた後、関連する情報を調べている中で映画公開当時、様々なSNSを使い宣伝されていたことを知った。下で引用しているInstagramに加えて、出会い系アプリのTinderまで使っていたらしい(参考)。更にはアンドロイドのAvaと話せるサイトまで見つけた(参考)。思っていた以上に世間に知られている映画だったようだ。 また、この「Ex Machina」は昨年のアカデミー賞において「マッドマックス」、「スター・ウォーズ」といった名だたる大作を押しのけて、視覚効果賞を取っており、アンドロイドを表現するCGの素晴らしさは一見の価値がある

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    keloinwell 2016/11/25
    先週日曜に見た映画。少しだけネタバレあり。
  • Pursuing Big Oceans : ヘビ化するネズミ〜ヘビに脚がない理由〜 - livedoor Blog(ブログ)

    このようにヘビが人類の歴史において、信仰や嫌悪の対象となってきたのは、牙が見せる凶暴性や毒の存在など様々な理由があっただろうが、脚を持たない独特な外見も大きく影響していたかもしれない。 「ヘビはなぜ脚を持たないのか?」 そんな素朴な疑問に対して、ゲノム生物学と発生生物学という別々の観点から迫った、興味深い2つの論文が出ていたので、簡単に紹介したい。 ヘビのゲノム比較から明らかになったエンハンサーの変異 1つ目の論文は複数のヘビゲノムの比較からヘビの脚の欠失のメカニズムに迫ったものでCellに発表された(参考)。 詳細は書かれていないものの、ヘビのゲノム比較を通して、ZRS(Zone of Polarizing Activity[ZPA] Regulatory Sequence)というエンハンサー配列に着目している。魚からヒトに至るまでのほぼ全ての脊椎動物でZRSは保存されているが、ヘビでは

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    keloinwell 2016/11/01
    久しぶりに科学ネタ書いた
  • Pursuing Big Oceans : 映画評:「シン・ゴジラ」 - livedoor Blog(ブログ)

    先週火曜日から1週間限定ながら、全米の映画館でゴジラシリーズ最新作「シン・ゴジラ」が公開されている。日では7月公開以来大ヒットとなり、既に観た人は多いだろう。今更、感想や批評を書いたところで、自分よりも優れた方々が書き記したものがネット上にあふれていると思うので、あえて書く必要もないと思ったが、自分の備忘録として感じたところを書き記しておきたい。 → 映画『シン・ゴジラ』公式サイト → Shin Godzilla : Funimation Films(注意:音が出る) ゴジラは1954年の第1作が作られ、これまでに日で28作、海外で2作の映画が作られている。自分が小さい頃に鑑賞してきたゴジラシリーズは、Wikipediaで平成ゴジラと呼ばれているシリーズだ(参考)。この中で一番記憶に残るのは「ゴジラvsビオランテ」。当時はまだ小学生だったが、子供ながらにビオランテの悲しさには胸を打たれ

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    keloinwell 2016/10/17
    映画、観てきた
  • Pursuing Big Oceans : 書評:「君の名は。」(新海誠) - livedoor Blog(ブログ)

    今日は久しぶりに家でのんびりと過ごしている。音楽をかけ、料理をしながら、ただただゆっくりと流れる時間を満喫していたんだけど、どうも無性に王道なラブストーリーが読んでみたくなった。そこでKindleでダウンロードして読んだのが、話題にもなっている「君の名は。」の小説版だった。 小説「君の名は。」は大ヒット映画「君の名は。」の監督脚を担当した新海誠人によるノベライズ作品である。主役2人の主観的視点から書かれているため、映画では描かれなかったであろう心情が書かれている反面、第三者から見た俯瞰的視点が欠落していると、新海氏人がのあとがきに書き記していた。 新海誠監督の劇場作品は「ほしのこえ」から前作の「言の葉の庭」まで全て見ている。「言の葉の庭」は米国に来た後だったので、劇場では見ていないが、それ以外の作品は全て劇場に足を運んでいる。「ほしのこえ」や「雲のむこう、約束の場所」などはごく限

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    keloinwell 2016/10/10
    読んだ
  • Pursuing Big Oceans : 近況など - livedoor Blog(ブログ)

    すごく久しぶりの更新。前回の更新が正月だったので、9ヶ月ぶりか。昨年も長らく更新していなかったので、もうブロガーを名乗るのは無理だろう。そもそもブログなんて今の時代、廃れて久しいものだけど。 最近になって、更新せずアクセス数の激減したこのブログのことを好きだと数人から言われた。そう思ってくれる人達がいるなら、たまにはこうして更新したいと思うけれど、如何せん実際の生活が忙しいので、まとまった時間を取れないのが実情。特に科学関連のことを書くとなると、背景を調べ推敲するのに時間がかかるので、結局面倒になってやめてしまうことがほとんどだ。科学ネタは伝えてみたいこと、あるんだけれどね。 また、ブログの雰囲気も自分が頻繁に更新していた頃とは違うものになってきた。例えば、ブログで金稼ぎをするといった風潮をここ数年よく見かけるんだけど、そうした考え方は自分のブログのあり方とは相容れない。ブログに限らず、何

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    keloinwell 2016/10/01
    久々に書いた
  • Pursuing Big Oceans : 2016年現在、ニューヨークで初詣は出来ないみたい - livedoor Blog(ブログ)

    明けましておめでとうございます。2016年もよろしくお願い致します。かれこれ4ヶ月以上更新していなかったけれど、年始ということで久しぶりに書いてみよう。この記事で言いたいことはタイトルで全て伝えているのだけど、もう少し詳しく事の経緯を書き記してみる。 米国暮らしは今年の4月で丸4年になる。米国で過ごす年末年始も今回で4回目。正月の初詣も4年も行っていないことになる。そもそも神道は地域と密接に結びつき、初詣は氏神様に参拝する事の方が重要と考えている(実際、日に一時帰国した際は毎回氏神を参拝している)ので、米国で初詣を無理やりすることに個人的にあまり意味は見いだせない。ただ「ニューヨークは何でもある街だし、もしかしたら神社があるのでは?」と疑問に思って、昨年末Google検索をかけてみた。すると、以下の2つのブログ記事が見つかった。 → ニューヨークのお正月は、神社で初詣! - 35歳独身!

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    keloinwell 2016/01/04
    久しぶりの更新
  • Pursuing Big Oceans : ピンズラーのイタリア語レベル1が終わった - livedoor Blog(ブログ)

    業の多忙のために予定よりも一週間ほどかかってしまったが、ピンズラーのイタリア語レベル1を今朝ようやく終えた。イタリア語が話せるようになったかというとそんなことは全くなくて、基的な単語を覚えた程度。文法もおそらく基礎中の基礎をさらった程度だろう。明日からレベル2を始めていくつもり。とりあえずレベル3の終わりまではこのままイタリア語を続ける予定。 ヒンディー語は今も学んでいる段階だけれど、次にイタリア語を選んだのは、ヒンディー語同様、友人が主な理由。年頭に語学学習を始めた段階でヒンディー語、イタリア語、そしてまだ始めていないが中国語は想定していた。時間はかかるだろうが、この3言語はなんとかやってみようと思っている。その先はまだ決めていないけれど、韓国語とスペイン語に興味がある。フランス語やドイツ語言語学習では人気の言語だし、科学の観点からすると学ぶといいのかもしれないが、今のところ自分の

  • Pursuing Big Oceans : 自家製アヘンの危険性 - livedoor Blog(ブログ)

    5月の半ばにNature Newsに掲載された記事で、世間の注目を集めるようなものでもなかったのだけれど、社会への影響が非常に大きい研究だと個人的に思ったので、2ヶ月遅れとはいえ備忘録を兼ねて、ブログに書き記しておきたい。 まず結論から言うと、理論上とはいえ、グルコースからモルヒネを作成できる遺伝子改変酵母の可能性が出てきた(参考)。もしこの酵母が実現した場合、麻酔など医療面での期待がある反面、簡単にモルヒネを作れるようになることから違法なアヘンの流通が助長されることも予想される。実際に自分もこの記事に言及した際、以下のようにコメントしていた。 酵母でのアヘン剤の生成ができる寸前のところまで来ているらしい。実現したら、アフガニスタンの経済が大きく変わりそう。 / “Engineered yeast paves way for home-brew heroin : Natu…” http:/

    Pursuing Big Oceans : 自家製アヘンの危険性 - livedoor Blog(ブログ)
  • Pursuing Big Oceans : 感想:Jurassic World - livedoor Blog(ブログ)

    小さい頃、恐竜がとても好きで幼稚園の頃に図鑑を眺めていたり、恐竜展に足を運んだりした。以前、ブログにも書いたけれど(参考)、自分にとって生物学との最初の触れ合いは、古生物学であり恐竜だった。 そんな恐竜の姿を圧倒的な映像表現を用いて描き出し、世界的な大ヒットとなったのが、ジュラシック・パークだった。第一作は革命的な映画と言ってもいいだろう。あの映画が与えた影響は計り知れない。恐竜ブームの火付け役ともなった。普段そこまで映画を見ない自分ですら、20年以上経った今でもはっきりと覚えているぐらい。 そんなジュラシック・パークの続編が長い時を経て、新たに作られ、先週(6/12)からアメリカで公開になったというので、つい先程観てきた。日での公開は夏休みに合わせているためか、8月7日らしいので、ネタバレはせずに少し気になった点を書いてみようと思う。 映画を見る前に一番気になった点は「第一作から経た2

  • Pursuing Big Oceans : 書評:「七つの大罪(鈴木央)」 - livedoor Blog(ブログ)

    なんとなく放置気味だったブログだけれど、せっかくなので、久々に更新。 「七つの大罪」は鈴木央さんによるマンガ。現在、週刊少年マガジンに連載されている。この漫画のことを知ったのは、だいぶ前に日に一時帰国した折、屋で店頭に山積みになっているのを見かけたのが、きっかけ。「ああ、ライジング・インパクト(参考)の人の作品だ。そういえば、昔からファンタジーを描きたさそうにしていたけれど、ついに描いたんだな。しかも大ヒットだ。」とその時思ったものの、きっかけなくこれまで読まずにいた。ただ、最近になっておすすめの漫画として紹介され、思い立ったが吉日ということで、先週末一気に読んでみた。爽快な気分になった。 冒頭一話を読んで、真っ先に思い浮かんだのは、「南総里見八犬伝」だった。七つの大罪というキャラクターたちは八犬士にかぶるし、リオネスという国の復興を目指すという点はこれまた里見家の復興を目指す八犬伝と

    keloinwell
    keloinwell 2015/06/04
    書いた。/ゴウセル見てるとムカムカしてくるのは俺だけだろうか。