タグ

ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (9)

  • 横尾忠則「呪われた」 デザイナーから画家になり、80代で年間100点の作品を生む

    <グラフィック・デザインのトップランナーであった横尾忠則は、突如画家への転身をはかる。そのきっかけは、呪いのような「画家になりなさい」という啓示だった。描き続ける宿命を背負い、86歳となった今なお猛烈な勢いで創作を続ける横尾には一体何が見えているのか。人への聞き取りをもとに、その人生をたどる後編。> ※最初の作品集は「遺作集」、横尾忠則の精神世界への扉を開いた三島由紀夫の言葉 から続く。 画家になりなさいという啓示 グラフィック・デザイナーとして大きな成功を収めていた1980年7月、横尾はニューヨーク近代美術館で観たパブロ・ピカソの個展に衝撃を受け、絵画の道を究めることを決意する。いわゆる「画家宣言」である。実際は、1960年代にも絵画を描いており、人が宣言をしたわけでもなく、話を聞いた記者が過去の横尾の隠居宣言にかけて、そのように書いただけだが、その時のことを横尾は、「ピカソ展を見て

    横尾忠則「呪われた」 デザイナーから画家になり、80代で年間100点の作品を生む
  • 相手の感情を感じ取るためには、顔を見るのではなく、耳を澄ました方がいい

    ビデオコールよりも電話が効果的? 相手が何を感じているのかを知りたければ、顔をじっと見るのではなく、耳を澄ました方がいい――ある調査でそんなことが明らかになった。 この結果を受けて、調査を行った米イェール大学経営大学院のマイケル・クラウス博士は、「遠く離れた同僚と理解し合うのは、電話1で十分かもしれない」と話している。 調査は、アメリカ心理学会発行の学術誌『アメリカン・サイコロジスト』に発表された。 1800人以上を対象に実験を行った。最初の実験では、複数の友達がニックネームについてからかい合う様子が映った短いビデオを使った。ビデオには3つのバージョンがあり、オンラインで募集した参加者にはそのどれかを見てもらう。まずは、音声も映像もあるビデオ。もう1つは、音声のみ。もう1つは音声のない映像のみのものだ。 ビデオを見た(または音声を聞いた)参加者はその後、そこに登場したそれぞれの人物が、「

    相手の感情を感じ取るためには、顔を見るのではなく、耳を澄ました方がいい
  • 防衛費倍増の「コスパ」を考える10の計算式

    <防衛増税で大騒ぎになっているが、そもそも防衛費増額でどれだけ日の安全が確保されるのか> 岸田政権による防衛費倍増論は、中長期の国策の提案としては余りにも唐突かつ大ざっぱであり、このままでは合意形成も難しいなかで、政治が混乱するだけのように思います。ここは原点に帰って、防衛費を増額することで、どれだけ国の安全が確保されるかという「コスパ」の観点から議論する必要があると思います。 防衛費増額の根拠としては、まず、 1)相手の軍拡がハイペースで、米日の対策が追いつかず決定的な差が生まれると、相手による実力行使の誘惑が生まれるか、または外交面で著しく守勢に立たされる。国の防衛にとっていちばん大切なのは、抑止力確保による軍事的均衡を常に維持することである。 という計算があると思われます。原則論として間違ってはいません。これに加えて、現在の日米関係には、 2)孤立主義、不介入主義を強めるアメリカ

    防衛費倍増の「コスパ」を考える10の計算式
    kikiki-kiki
    kikiki-kiki 2022/12/15
    外交と軍事は両輪。経済的な優位性を失っているので対等な外交を行うには軍事的な背景は必須。軍事は使われない方が良い保険だからこそ国内産業や科学技術研究の投資と兼ねれるのがコスパが良いのでゎ?
  • ウクライナ「報道」でも目立つ、ワイドショーでの適当で無責任なコメントたち NEWSWEEK

    <良い報道には現地の取材だけでなく解説や分析も必要だが、「タレント」の能力を超えた問題についての発言が「報道」と受け取られる危険性を認識すべきだ> ニュース番組でもない、娯楽番組でもない、ハイブリッドな日テレビのワイドショーを初めて見たときにはとてもびっくりした。なぜなら、多くのレギュラー出演者(タレントや弁護士、大学の教授など)はどんなニュースであっても、どんなテーマであっても迷いなくしゃべる。 表現の自由は大事だから、誰が何についても、自分の意見が言える環境を確保するのは重要なことだ。ただワイドショーに出演するタレントなどは自分の意見を述べることだけでなく、どこかの状況を説明したり何らかの事件の原因について仮説を立てたりすること、つまりほぼ事実として説明する役割を担っている。 話すのがうまく影響力のある人が説明すると、その内容を信じてしまう視聴者がいる。テレビ以外の媒体であまり情報

    ウクライナ「報道」でも目立つ、ワイドショーでの適当で無責任なコメントたち NEWSWEEK
    kikiki-kiki
    kikiki-kiki 2022/03/21
    TVばかり見ている年配世代を知ってるけど知らない専門家より見慣れてる人の発言を信用しやすい傾向があるんだよね。単純接触効果とか言うけど。だからかこそタレントは持論をさも真実のように語るのは控えてほしい。
  • 【モスクワ発】ウクライナ戦争を熱烈支持するロシア人の心理|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    ロシアウクライナに 侵攻した2月24日の モスクワ・赤の広場 ANDREY RUDAKOVーBLOOMBERG/GETTY IMAGES <多くのロシア人は親族にウクライナ人がいるが、それでもなおプーチンの戦争を支持している> 子供時代のウラジーミル・プーチンに関する有名な話がある。 貧しい環境で育ったプーチン少年は、アパートでしばしばネズミと遭遇した。あるとき、1匹のネズミを隅に追い詰めたことがあった。 すると突然、そのネズミが猛烈な勢いで歯向かってきた。その経験を基に、プーチンはこう忠告している。敵を窮地に追い込んだときは、激しい抵抗があると覚悟しておいたほうがよい、と。 今のロシア情勢に重ね合わせると、実に不吉な忠告だ。ウクライナ問題で追い込まれたプーチン大統領がこのエピソードのネズミのような行動を取っても不思議でない。 西側で指折りの安全保障専門家の1人もその可能性を指摘する。

    【モスクワ発】ウクライナ戦争を熱烈支持するロシア人の心理|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    kikiki-kiki
    kikiki-kiki 2022/03/08
    本当にロシア国内の戦争支持が高く、このままロシアが敗北しても国土が1mmも戦場にならなかった場合、第一次大戦後のドイツの様により西側脅威論が精鋭化してしまうのではないかという懸念…
  • 北京五輪で思った。「君が代」の「君=あなた」でもういい

    金メダルを獲得したスキージャンプの小林陵侑選手はメダル授与式で「君が代」を口ずさんでいた KAI PFAFENBACH-REUTERS <私は最近、「君が代」の「君」は天皇ではないという解釈があることを知った。日では大声で斉唱しない人が多いが、こんな国歌こそ平和の祭典にふさわしい> 北京冬季オリンピックが閉幕した。日の最初の金メダルは、表彰台で跳び上がって喜んだスキージャンプの小林陵侑。 中国にもファンが多いフィギュアスケートの羽生結弦が4位に終わったのは残念だったが、五輪精神を体現したチャレンジは中国でも感動をもって伝えられた。 興奮と感動を与えてくれたスポーツの祭典。自国の国旗の下、国歌が流れる瞬間は、見る者全ての胸を熱くしたことだろう。 実際、国歌は多かれ少なかれ自国に対する帰属意識や誇りを強めるものだ。オリンピックのみならず、大規模なスポーツ大会には国歌が不可欠。 試合前に有名

    北京五輪で思った。「君が代」の「君=あなた」でもういい
  • アフガンの戦場から米兵が去った後、殺人マシンによる「永続戦争」が残る

    監視と攻撃の能力を兼ね備えた米空軍のドローン「リーパー」。ドローンは永続戦争の主役だ STOCKTREK IMAGES/GETTY IMAGES <バイデン大統領はアフガン駐留米軍の9月11日までの完全撤退を表明したが、残酷な21世紀型の戦闘は見えない形で続く> ジョー・バイデン米政権がついにアフガニスタン駐留米軍を全面撤退させると決めた。イスラム原理主義勢力タリバンとの怪しげな「和平合意」を口実としたドナルド・トランプ前政権の日程よりは少し遅れるが、あの9.11同時多発テロから20年の節目までに撤退を終えるという。イラクでの戦争も、国際テロ組織アルカイダの掃討も過去の話、ということにしたいのだろう。しかし、アメリカの終わりなき戦争に終わりが来ると思うのは間違いだ。 バイデン政権はアメリカの最も長い戦争を終わらせたいのだろう。終わりの見えない中東各地の紛争にも疲れた。国防総省もテロ対策最優

    アフガンの戦場から米兵が去った後、殺人マシンによる「永続戦争」が残る
  • 地方病を撲滅し医学が勝利した栄光の地、甲府盆地西部を歩く

    第13回 昭和町風土伝承館・杉浦醫院 → 韮崎大村美術館 → 韮崎駅 <平成が終わった2019年から東京オリンピックが開催される2020年にかけて、日は変革期を迎える。令和の新時代を迎えた今、名実共に「戦後」が終わり、2020年代は新しい世代が新しい日を築いていくことになるだろう。その新時代の幕開けを、飾らない日常を歩きながら体感したい。そう思って、東京の晴海埠頭から、新潟県糸魚川市の日海を目指して歩き始めた> 今回のスタート地点は、「昭和町風土伝承館・杉浦醫院」である。前回は、武田家の隆盛と共にあった甲斐国のいわば表の歴史に触れながら甲府の市街地を歩いてきたが、今回は知られざる裏の歴史も見ていきたい。そのために、少し回り道になったが、前回は中央自動車道・甲府昭和インターから徒歩20分ほどのこの地まで歩いてきた。 武田家滅亡後も、幾度かの領主交代を経て江戸幕府の直轄領として続いた甲斐

    地方病を撲滅し医学が勝利した栄光の地、甲府盆地西部を歩く
  • ブレグジット秒読み、英EU離脱3つのシナリオ

    ヨーロッパにメイの苦悩を理解できる指導者がいるとしたら、同じく「統一ヨーロッパ」を支持する強い女性指導者であるメルケルだろう Yves Herman-REUTERS <EU離脱に悪戦苦闘するメイ英首相と、極右やトランプと戦うメルケル独首相。ヨーロッパはどうなるのか。暗雲漂うブレグジットの3つのシナリオとは> ※2019年2月12日号(2月5日発売)は「袋小路の英国:EU離脱3つのシナリオ」特集。なぜもめている? 結局どうなる? 分かりにくさばかりが増すブレグジットを超解説。暗雲漂うブレグジットの3つのシナリオとは? 焦点となっている「バックストップ」とは何か。交渉の行く末はどうなるのか。 昨年12月11日、雨降りしきるベルリンで、1台のベンツがドイツ首相官邸に到着した。後部座席にはイギリス首相テリーザ・メイの姿。ブレグジット(イギリスのEU離脱)協定案の議会採決を延期して欧州3都市歴訪の旅

    ブレグジット秒読み、英EU離脱3つのシナリオ
  • 1