ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (2)

  • 映画『バービー』レビュー。人形が問いかける人間のリアリティ(評:菅実花)

    バービー人形は、1959年にアメリカのマテル社から発売されたファッションドールだ。創始者のひとりであるルース・ハンドラーという女性が、ドイツのセクシーな男性向けの人形「ビルド・リリ」をもとに、ほぼそのままの造形の人形を「ティーンエイジ・ファッションモデル」として女児向けに販売したものが始まりである。 その当時、女児向けの人形は、良賢母の疑似学習として教育的観点から推奨されていた乳幼児型の「ミルク飲み人形」が主流だった。ある日ルースは、娘のバーバラが大人の女性が描かれた紙人形に自分の将来の姿を想像し、着せ替え遊びをしていることに気がついた。ルースはこれをヒントに、幼い女の子たちが未来の自分を投影できるファッションドールを作ることにしたのだ。人形の名前はバーバラの愛称であるバービーとした。 一体目のバービーはモダンな水着にサングラスやイヤリングを身につけた姿で売り出された。当初は「セクシーす

    映画『バービー』レビュー。人形が問いかける人間のリアリティ(評:菅実花)
    kimisteva
    kimisteva 2023/08/27
    『バービー』鑑賞後、菅実花さんの映画評を読む。バービー人形が背負う社会文化的な意味に迫った映画評。「バービーは女の子をエンパワメントしながらも、フェミニストに否定されてきた複雑な人形なのだ。」
  • 「豊島区在住アトレウス家」

    「豊島区在住アトレウス家」 Photo: Ryohei Tomita 墨田区から引っ越してきた「豊島区在住アトレウス家」 アトレウス一家より「墨田区から引っ越しします」という葉書をもらったのは2011年 4月のことだった。アトレウス家とはギリシャ悲劇に登場する一家で、それが向島にある古い民家に暮らしていたという突拍子もない設定で、前年からアートプロジェクトが行われていたのだった。その一家が、「見えない戦争」が始まって、公共施設に引っ越してきたという。あたらしい住居は、池袋の南、豊島区の雑司が谷駅に直結した区民施設、千登世橋教育文化センターだ。そこが演劇作品「豊島区在住アトレウス家」の舞台となった。2010年度の「墨田区在住アトレウス家」に続くシリーズとして昨2011年9月、文化センター内のとしまアートステーション「Z」を会場に行われた。 「豊島区在住アトレウス家」 Photo: Ryohe

    「豊島区在住アトレウス家」
    kimisteva
    kimisteva 2012/04/03
    「フィクションと現実を二重写しにして同時にみられるのが演劇」「ウソを承知で、・・・フィクションを通して回り道をすることで見えてくるもの、想像するもの、感じられるものがある。」
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