Amazonクラウドを運営する米Amazon Web Services(AWS)は初めての大型カンファレンス「re:Invent」をラスベガスで開催。初日の基調講演で、クラウド上でデータウェアハウスを提供する新サービス「Redshift」を発表しました。 基調講演では企業向けにクラウドの有効性を説くことに焦点が当てられ、そのハイライトがこのRedshiftの発表でした。Redshiftの発表はAWSにとって、企業向けクラウドサービスを充実させる点で非常に大きな一歩だといえます。 従来のデータウェアハウスは高価で複雑 Amazon Web Services、シニアバイスプレジデント Andy Jassy氏。 既存のデータウェアハウスは、高価な上に複雑だという問題を抱えている。ガートナーの調査によると、平均でデータウェアハウスあたり3人から4人のアドミニストレーターがいるという。 この状況に対
サーバーリソースをネットワーク経由で貸し出す「クラウド」を提供する動きが、日本でも活発になってきた。こうした国産クラウドに対して、取材先からこんな疑問の声を聞くことが多い。「仮想化技術を使った単なるホスティングサービスではないのか?」。 現在提供されている国産クラウドは、筆者が把握しているだけで40近くある。そのほとんどは、市販品やOSS(オープンソース・ソフトウエア)として入手できる汎用的な仮想化ソフトを使って仮想サーバーを構築し、この仮想サーバーを月額課金で貸し出す形態である。仮想化技術を使っている点を除けば、提供形態はホスティングサービスそのものだ。 だからといって、国産クラウドは既存のホスティングサービスと「同じ」なわけではない。サービス内容を細かく比べてみると、クラウドはホスティングにはない特徴を持っていることが分かる。 拡張性や導入できるOS/ミドルウエア、障害時の対応に差 ク
今回さきっちょは出張でお休み。同じ起業仲間の“ふっく”こと福岡加奈子ちゃんが主役です。「そろそろ新しいECサイトを増やしたい!」と考えているふっくですが、みんなからは猛反発。コストがかかるだの、人手が足りないだの……。はたして新しいサイトは作れるのでしょうか。 前回まで、セレクトショップのECサイトを起業したさきっちょとお話を続けてきましたが、今回さきっちょは出張でお休み。同じ起業仲間の“ふっく”こと福岡加奈子ちゃんが主役です。 みんなと一緒に起業したECサイトも好調で「そろそろ新しいことをしたい!」と考えているふっく。でも仲間に相談すると「今のまま新しいことをすると、サーバ費用もかかるし、面倒くさそう」とツレナイ返答。「せっかくいいアイデアがあるのに……。どうしたら費用を抑えて新しく何かできるのかなあ」 新しいことは、コストの問題であきらめるしかないの…… ふっくが考えているのはこんなこ
米Googleは10月6日(現地時間)、開発者向けクラウドサービス「Google App Engine」で利用できるクラウドデータベース「Google Cloud SQL」を発表した。スタート時点では人数制限のある無料のプレビュー版となっており、専用ページから利用を申し込める。 JDBCとDB-APIをサポートしており、JavaあるいはPythonで構築したApp Engineアプリ向けのMySQLデータベースをGoogleのクラウド上で構築・運営できる。インスタンスの上限は10Gバイト。アプリの構築のために、グラフィカルなユーザーインタフェースが用意されている。 データベースのメンテナンス管理はGoogleが行い、データは複数のデータセンターにレプリケートされる。 Googleによると、クラウドデータベースはApp Engineユーザーから最もリクエストが多い機能の1つだという。 プレビ
日本時間で昨晩、Amazonが発表したデバイス「Kindle Fire」には、クラウドとデバイスのあいだで分散処理を行う全く新しいWebブラウザ「Amazon Silk」が搭載されています。 Amazon Silkはローカルのデバイス上で動作するWebブラウザの背後に、クラウドであるAmazon EC2で動作するサービスがつねに存在し、両者が連動して高速なWebブラウジングを実現すると説明されています。Amazonはこれを「Split Browser Architecture」と呼んでいます。 これまでWebブラウザの高速化、高機能化の競争は、PCやモバイルデバイスなどで動作するソフトウェアの進化を意味していました。しかしAmazon Silkの登場で、この進化がクラウドを巻き込むものに広がりました。 グーグルやマイクロソフト、モジラ、オペラなどのWebブラウザベンダの戦いに、Amazon
WWDC 2011の基調講演で、Appleが新たに投入するクラウドサービス「iCloud」の説明を担当したのはSteve Jobs氏だった。このことからも、同社がいかにiCloudを重視しているかが伝わってくる。 Lion、iOS 5と続いた基調講演の最後はSteve Jobs氏がiCloudの概要を説明 およそ10年前に同じモスコーニセンターでJobs氏は、パソコンをデジタルハブとする構想を打ち出した。それを土台に、音楽/ 写真/ 動画をMacで管理し、iTunesを通じてモバイルデバイスに転送するiPodやiOSデバイスの利用スタイルが築かれた。ところがそのスタイルが「ここ数年で急速に破綻し始めた」と同氏は言う。iOSがiPhone OSと呼ばれていたころまでは、問題なく機能してきた。ところがモバイルデバイスが高機能化し、最近ではモバイルデバイスから直接、音楽を購入できたり、映画をレン
株式会社電通は10月8日、マーケティング・プロセス全体をサポートする「マーケティング・クラウド」サービスを、今後クライアント企業に向けて開発、提供していくと発表した。 「マーケティング・クラウド」は、電通グループ各社が提供するITソリューションを活用した統合マーケティング・サービスと、株式会社セールスフォース・ドットコムが日本で提供するクラウド・サービスを融合させたものとなっている。従来は困難とされていた、データの統合管理やマーケティング・プロセス全体(商品開発→製造→物流・流通→プロモーション・販売→検証・分析→アフターサービス)の管理を、クラウド・コンピューティングを活用することで、よりスムーズに行うことを可能とする。 なお、情報システム系子会社の株式会社電通国際情報サービス(ISID)は、株式会社セールスフォース・ドットコムと業務提携契約を行っており、これにあわせたものとのこと。まず
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く