浜松町の貿易センタービル別館2Fに「ブックストア談 浜松町店」という書店がある。 ミャンマーから帰国してすぐのことだが、その書店から「『異国トーキョー漂流記』フェアをやりたい。ついては手書きのポップを書いてほしい」という依頼が、集英社の編集者を通してあった。 フェアというのはふつう、テーマや作家で行う。 「異文化交流フェア」(ちょっと気持ちわるいが)とか「高野秀行フェア」(まだ見たことないが)ならわかるが、一冊の本だけでフェアというのは珍しい。 そう編集者に言ったら、「『異国トーキョー』だけを100冊くらい積むらしい」とのこと。 すごい。まるで、村上春樹の新刊みたいだ。 そこで手書きのポップを送ったが、連休に入ってしまったせいで編集者からも何も連絡がない。 「ほんとにそんなフェア、やってるのか? ひっかけじゃないか?」 旨い話はすぐ疑うという悲しい習性を持つ私はそんなことを思っていたが、昨