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書評に関するkmiuraのブックマーク (3)

  • 『ナショナリズムの狭間から――「慰安婦」問題へのもう一つの視座』 - Arisanのノート

    ナショナリズムの狭間から 作者: 山下英愛出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2008/07/10メディア: 単行 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る著者の山下英愛(ヤマシタ・ヨンエ)さんは、在日朝鮮人のお父さんと日人のお母さんの間に生まれた女性だが、両親が法的結婚をしていなかったため、母親の戸籍に登録され「日国籍」を持つことになった(書より)。 80年代の終わりごろ韓国に留学し、女性学の研究を行ううち、おりから湧き起こった「慰安婦」問題の運動に関わることになり、いわゆる「挺対協」の活動に深くコミットすることになるが、そのなかで、韓国における「慰安婦」問題の取り扱われ方、運動のあり方(その過度に民族主義的な性格)に疑問を持ち、批判を向けていくことになる。 その考えをまとめたものが書である。 著者によれば、韓国で「慰安婦」問題の解決運動が広く沸き起こった当初

    『ナショナリズムの狭間から――「慰安婦」問題へのもう一つの視座』 - Arisanのノート
    kmiura
    kmiura 2008/08/05
     鄭英恵さんだと今ごろ気がついた。/id:nopikoさん かなり前、批評空間で対談してて面白い人がいるなあ、と思いました。/思い違いでした。nopikoさん、ありがとうございます。
  • 鵜飼哲『主権のかなたで』 - Arisanのノート

    主権のかなたで 作者: 鵜飼哲出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/05/28メディア: 単行 クリック: 25回この商品を含むブログ (5件) を見る 著者の90年代半ばからの文章、発言を収めたこのは、しかしまさに今読まれるべきアクチュアルな言葉と思考で満たされている。 底知れぬ淵にも似て、恐ろしく多くの示唆に富んだ書物だが、ここではとくにいくつかの論点に絞って、抜粋しながら、共に考えていきたい。 雑誌『現代思想』の2003年3月号に掲載された『「地獄への道は善意で敷き詰められている」』という題の談話文は、「さまざまな暴力間の差異」を思考する重要な暴力(批判)論だが、そのなかで特に注目されることのひとつは、次の点である。 現在われわれは、「テロリズム」という言葉で、<九・一一>のような行動とパレスチナの「自爆攻撃」を同じ枠に入れて論じることはできません。(p240) 著者に

    鵜飼哲『主権のかなたで』 - Arisanのノート
    kmiura
    kmiura 2008/08/05
     ”われわれは、この「恥」の、「情動」の不快さの中に踏みとどまることを通して、未曾有の「承認」と、おそらくは「連帯」の道を見出していく。" 生き抜くこととは恥にまみれてそれでも生きること、だよな。
  • 他者の軍事主義 - Arisanのノート

    歴史と責任―「慰安婦」問題と一九九〇年代 作者: 金富子,中野敏男出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2008/06/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (5件) を見るこののとくに序章と第1章では、二〇〇七年に解散した「女性のためのアジア平和国民基金」(略称「国民基金」)に対する厳しい批判が書かれている。 それらの批判に、ぼくは基的には賛同する。「国民基金」の運動の細部、それに関わった人個々の思いや発言、行動については、よく知らないので留保せざるをえないが、この運動とその結果に対するこのの論者たちの批判は、ぼくにはたいへん説得力のあるものだった。 だがその上で、「国民基金」と対立した側の運動のスタンスに、疑問を持つ点がないわけではなかった。 それは、韓国の研究者鄭鉉栢の論考「国民基金と被害者の声」(中野宣子訳)の次の一節を読んだときに感じたこ

    他者の軍事主義 - Arisanのノート
    kmiura
    kmiura 2008/07/22
     「闘争の勝利のために、時として個々の生命や生活を軽視する傾向がある思想」まさに。
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