洪世和(ホン・セファ)代表は唇が三か所はれていた。疲れているように見えた。 自分を軟弱で文を書く書生だと表現する洪世和代表は、まだ大衆の前に立つのは 慣れないという。政治家として市民と握手することもまったくなじまない。 インタビューの直前には発言をして頭が痛かったという。 彼は党代表になったので、合わない服を着るしかないと言う。チャムセサンが 洪世和代表と会ったのは、党代表になってから10日ほどの時点だった。党代表 という服はまだ完全に身に合っていなかったが、どう服を修繕するかについて 概略の構想はあった。しかし構想はまだ具体化までは行っていない。 洪世和代表は、進歩政党運動の性急さを警戒し、社会党が長い間、進歩の価値 を守ってきたことを高く評価した。進歩政治の性急さを克服するためには、党 の垂直的な文化を水平的にすることが重要だという。また、進歩的な生と文化 を強調した。党の政治活動の結