岸田文雄首相が掲げる「次元の異なる少子化対策」を巡り、政府が出産や子育て支援に対する国民の理解を深めるために取り組む国民運動の概要が16日、分かった。名称を「こどもまんなかアクション」とし、22日に首相が参加するキックオフイベントを実施する。その後、全国各地でリレー形式のシンポジウムを開いたり、企業や自治体の子育て支援の好事例を発信したりして社会の機運を醸成したい考えだ。 複数の政府関係者が明らかにした。政府が6月に公表した「こども未来戦略方針」では、子供や子育てに優しい社会作りのため、「意識改革に向けた国民運動を夏頃を目途にスタートさせる」としていた。 22日にこども家庭庁で予定するイベントには首相や小倉将信こども政策担当相が出席する。運動の一環として、子育て支援の先進事例を自治体や支援団体などごとに表彰する「こどもまんなかアワード(仮称)」を創設。11月を子育て支援の取り組みを集中的に