小板橋太郎 前日経ビジネス編集委員兼副編集長 1991年立教大学文学部史学科卒、日本経済新聞社入社。整理部、社会部、産業部などを経て2011年から日経ビジネス編集委員。現在は日本経済新聞社企画報道部デスク この著者の記事を見る
音楽サイト「ナタリー」は、読者から「きもい」と言われたことがある。あまりに情報が細かすぎ、コアな音楽ファンが作っていることが、記事から垣間見えたらしい。 一般の音楽雑誌のようにドラマチックなインタビューや、新人アーティストの大げさな売り込みはないが、岡村靖幸さんが法廷で朗読した自作の詩の全文や、雑誌「婦人公論」で、X JAPANのTOSHIが「洗脳騒動」の真相を激白など、ファンなら気になるニッチな情報や深い情報を、日刊で更新する。 メインの情報源は、アーティストの公式サイトやブログだ。1日1500のサイトをスタッフが目視で確認。ブラウザのタブを切り替えながら、ネタを拾い上げて記事にする。雑誌やテレビ、ラジオもチェックし、人力・アナログで情報収集。それをWebサイト、メールマガジン、ブログパーツ、Twitter、Facebookアプリなどデジタルの最新ツールで配信し、ネットの上に広げていく。
特集 2009.03.06 人気急上昇の音楽・マンガのニュースサイト 「ナタリー」「コミックナタリー」 下北沢発のサイト運営とその舞台裏について両編集長が語る 追い風が吹いてきた ──ナタリー、好調ですね? 大山 おかげさまで、ここ半年、なぜか急に認知されてきたと思います。 唐木 以前は企業の広報に電話しても「ナタ…え?すみません、一般の方からの問い合わせは、こちらではちょっと…」という感じで(苦笑)。 大山 「ロシアの女性の方ですか…?」みたいな(笑)。 ──Perfumeがブレイクしていく過程を細かく伝える記事が多く、Perfumeを追いかけている印象も生まれたのでは? 唐木 この1年のイメージですね。それはありがたいです。ただ、Perfumeの記事って、実はそんなに多くないんですよ。 大山 ナタリーは無節操なほどジャンルを問わず、なるべく多くの記事を上げています。そうするとみなさん自
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