“写真を撮る”というのは被写体の”光”をカメラで捉えること。その光をコントロールすることで自分の意図した写真を撮ることができるわけです。カメラはどんどん高性能化され、だれでも簡単に“きれいな写真”というのが撮れる時代になっていますが、それでも“自分が本当に撮りたい写真”というのはなかなか撮ることができません。 プロとアマの決定的な差はここにあって、光を自在に操って自分の、そしてクライアントが求める一枚を撮ることができる人が“プロカメラマン”と名乗ることができるのです。 ホビージャパン別冊「ホビージャパンエクストラ 2018 SUMMER」では、「月刊ホビージャパン」で長年メインで模型撮影を務めてきたプロカメラマン・本松昭茂氏が、模型撮影におけるライティングについて解説しています。本記事では、ライティングの基本セッティングを紹介します。 写真/大村祐里子 解説/本松昭茂(STUDIO R)