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ブックマーク / courrier.jp (5)

  • 遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか

    ──ダーウィン主義の生物学者のあなたは、宗教右派と論争してきました。しかし、左派に対して警鐘を鳴らすようになったのはなぜでしょうか? もともとの私の論敵は、創造論者、反ワクチン主義者、気候変動懐疑論者です。細かく言うと、アメリカ人の半数以上が創造論者であり、そのうちの40%が聖書の字義通りの創造を信じ続けています。33%は、人間は何百万年もかけて進化したと考えていますが、その進化も神の導きだと思っています。「インテリジェント・デザイン」論(註:何らかの知性ある存在が宇宙や生物の発生に介在したとする理論)に通ずる考え方です。 進化論を信じるアメリカ人、つまり、進化は神と何も関係がないと考える人々は22%しかいません。ただ、創造論はすでに大学からは駆逐され、公教育で創造論を教えてはならないとする判決が最高裁で出ています。最高裁の保守化でどう変化するかはわかりませんが……。 いまのところ、この戦

    遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか
  • 小児性愛者に親のない子供たちを預けたドイツの「おぞましすぎる実験」の全貌 | 国の支援を受けながら行われたプロジェクトだった

    2017年、ベルリンに暮らすマルコと名乗るドイツ人男性は、幼少期に会った覚えのある大学教授の写真を新聞記事の中で見つけた。最初に気づいたのは、その薄い唇だった。ほとんど見えないほど薄い唇が、子供心にも不快だったことを思い出す。 そして記事を読んだマルコは、写真のヘルムート・ケントラー教授が、ドイツを代表する著名な性科学者であったことを知って驚いた。その「ケントラー実験」に関する調査記事によれば、ケントラーは1960年代後半から、育児放棄された子供たちを小児性愛者の里親のところに送り込んでいたという。 実験はベルリン州政府によって認可され、資金援助もされていた。1988年にケントラーが州政府に提出した報告書には、実験が「完全な成功」だったと記されていた。 マルコは里親の家で育ち、その養父は頻繁にマルコを連れてケントラーの家を訪ねていた。マルコは現在34歳。1歳の娘がおり、育児を中心に日々過ご

    小児性愛者に親のない子供たちを預けたドイツの「おぞましすぎる実験」の全貌 | 国の支援を受けながら行われたプロジェクトだった
  • 元日から3人の女性が殺害される なぜフランスでは「フェミサイド」が後を絶たないのか | すべて元・現パートナーによる犯行

    2021年10月、トゥールーズの路上で死体のパフォーマンスをしてフェミサイドに抗議する女性たち Photo by Alain Pitton / NurPhoto / Getty Images 新たな年が始まって20時間も経たないうちに、フランスの異なる場所で、同じ特徴を持つ殺人事件が3件起こった。 1日、フランス西部のソーミュールで28歳の女性の遺体が発見された。逮捕されたのは、彼女のパートナーだという21歳の男性。さらに同日、北東部のムルト=エ=モゼル県で、夫に刺殺された56歳の女性の遺体が見つかった。彼女の胸にはナイフが刺さったままになっていた。 2日には、南東部ニースで、45歳の女性の絞殺された遺体が車のトランクから見つかった。警察が彼女の元パートナーである60歳の男性に事情聴取をしたところ、被害者と激しく口論になったことを認めた。車の中からは彼らの24歳の息子も遺体で見つかっており

    元日から3人の女性が殺害される なぜフランスでは「フェミサイド」が後を絶たないのか | すべて元・現パートナーによる犯行
  • アフガン女性が英紙に寄稿「見渡せば女性たちの怯えた顔と、それを面白がる男たちの醜い顔ばかりだ」 | 24年間の努力がすべて水泡に帰した

    8月15日、アフガニスタンの反政府勢力タリバンが首都カブールを制圧した。当たり前の日常と輝かしい未来を一瞬にして奪われたカブール在住のアフガニスタン女性が、悲痛な叫びを英紙「ガーディアン」に寄せている。 大学卒業を目前にして、すべてを奪われた 日曜日の早朝、授業のために大学へ向かっていると、女子寮から女性たちが駆け出してきた。何があったのか尋ねると、タリバンがカブールに到着したので警察が避難するよう言っている、ブルカを着ていない女性は殴られるのだと言う。 私たちは家に帰りたかったが、公共交通機関は使えなかった。女性を乗せたことの責任を負いたくないからと、ドライバーたちが乗せてくれないからだ。寮で生活していた女性たちからすれば、さらに悲惨だ。彼女たちはカブール外の土地から来ていたので、どこへ向かえばいいのかもわからず、怖がり、混乱していた。 一方で周囲に立っていた男たちは、少女や女性たちをバ

    アフガン女性が英紙に寄稿「見渡せば女性たちの怯えた顔と、それを面白がる男たちの醜い顔ばかりだ」 | 24年間の努力がすべて水泡に帰した
    meeyar
    meeyar 2021/08/16
    喫緊の課題、早急に具体的な支援が必要。混乱期に一番弱い立場の人々が踏み躙られやすいから。
  • 「どれだけ軽い症状でも、新型コロナだと考えて行動を」医療崩壊の迫るNY救急医が警告 | 「どれだけ軽い症状でも、新型コロナだと考えて行動を」

    アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が40万人を超えた。そのうちの約15万人を占めるニューヨーク州では4月8日、24時間の死者数が過去最多の779人に上った。医療崩壊寸前の現場で働く医師たちは、最善を尽くしても次々と失われていく命を前に、心身ともに疲弊しきっている。 そんななか最前線に立つひとりの医師が、米誌「アトランティック」に手記を公開している(3月27日付け)。彼がどうしても市民に理解してほしいと訴えたことは──。 他国の警告を聞かず、NYは地獄と化した 救急科の待合室では、発熱して不安を抱えている150人の患者が待っている。 そのなかにはただ検査を受けたいだけの者もいれば、治療を求めている重症患者もいる。よほど危険な状態でない限り、彼らは6時間から10時間待たなければ診察を受けられない。入院するためのベッドを確保するには1日以上かかるのが現状だ。 私は救急医だ。普段はマンハッタン

    「どれだけ軽い症状でも、新型コロナだと考えて行動を」医療崩壊の迫るNY救急医が警告 | 「どれだけ軽い症状でも、新型コロナだと考えて行動を」
    meeyar
    meeyar 2020/04/11
    “最前線にいる我々にとって、患者が新型コロナであろうがなかろうが、できることに変わりはない”これを自分ごととして引き受けるのが重要。
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