17日にタイで開かれたミス・ユニバース世界大会で「英語がわかるふりをしている」と一部の出場者に揶揄(やゆ)されながらトップ5に残った少数民族出身のベトナム代表が注目されている。 この女性はヘン・ニエさん(26)。ベトナムの人口の8割を占めるキン族でなく、少数民族エデ族の出身だ。褐色の肌と短髪のスタイルは、色白で長髪という従来のベトナムの「美人」のイメージをひっくり返した。 ベトナム中部高原ダクラク省の貧しい農家に生まれた。大会では、育った地域にある女性の早婚の習慣を紹介。「14歳で結婚するよう言われたが私は教育を選びました。何も持たなかった私が今ここにいます。私にはできた、あなたにもできる」と発言し、喝采を浴びた。 報道によると、ホーチミンの大学で企業財務を学ぶため、1年間家政婦として働いた。インターンで銀行に入ったものの、学費と生活費を稼ぐ必要からモデルの仕事を始めた。大学卒業後、デザイ