もっとも世界で空気の悪い国に? 中国の北京では、微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が、とっくに環境基準を超えてしまい、厚いスモッグに覆われて、深刻な大気汚染が問題になっていることを知らない人はいないでしょう。でも、どうやらインドのデリーでは、もっと深刻な状況が進行しているみたいですよ! すでに昨年の時点で、世界保健機関(WHO)は、インドの空気の汚れが世界最悪レベルにあると警告。最新の調査では、デリーに住む子どもたちの半数が、なんらかの呼吸器系疾患を患っていることまで明らかにされていました。冬本番を迎えるにあたり、今年のデリーの大気汚染は、早くも自分の手すら霞んで見えるほどのスモッグで、昨年より深刻化していると伝えられていますね。 デリーの大気汚染の最大の原因は、ディーゼル車による排ガスにあると指摘されています。880万台を超える自動車が走るデリーですが、その数は毎日1,400台増のペース