マイクロ水力発電は、ダムを用いた一般的な大型の水力発電とは異なり、水道管など小規模な水流から発電するシステムのこと。これまで未利用だった小規模な水力エネルギーを利用し、二酸化炭素の排出を抑えつつ電気を作れるほか、新たな大規模施設を必要としないため「各地の水道施設に普及する可能性がある『未来の水車』」(同社)として期待されている。 ダイキン工業は2013年、環境省の委託事業としてマイクロ水力発電システムの開発を始め、現在までに富山県砺波市、福島県相馬市、神戸市に納入してきた。同社のマイクロ水力発電事業をDK-Powerが引き継ぎ、自治体などに提供していく。 発生した電気はDK-Powerが送配電事業者に売電し、送配電事業者が地域住民などに提供する。自治体はシステム設置場所代としてDK-Powerから賃貸料を得る。