2011年4月2日、日本政府は福島第一原発事故に関し、高濃度放射線水が海に直接流れ出していることを発表。原因としては、2号機に付随する「ピット」と呼ばれるコンクリート貯水タンクの破損が原因ではないかとみられている。高濃度の放射線水の海洋への流出が続くことは生態系への影響だけではなく、日本船舶の運航に支障を発生させるバラスト水問題も引き起こす能性がある。 (参考:福島第一原発事故-周辺海域で5700倍の濃度となる放射性物質検出。原子力安全委員会、海洋水への影響を懸念) image from 東京電力 4月1日の韓国内の報道では、日本から来る貨物船のバラスト水により、放射線汚染が韓国内でも広まるのではないかと危惧する声が上がっている。今のところ、この様な指摘をしている国は、普段から日本への注目度が高い韓国だけのようである。 バラスト水に関しては、生物、化学的な汚染に対してはフィルターの設置がバ