水銀 東京都清掃センター水銀排ガス事件(とうきょうとせいそうセンターすいぎんはいガスじけん)とは、2010年ごろから東京都内の清掃センターにおいて、煙突から排出される排気に含まれる水銀の濃度が上昇する事態が頻発した事件。 水銀を含む排気により清掃センター周辺の汚染、清掃工場の運転停止とごみの処理の滞りが発生し、またそれらが複数の清掃工場で同時多発的かつ連続的に発生し大問題となった。 さらに水銀含有ごみの持ち込みだけでなく、清掃センター側の水銀含有ごみの不適切処理が明らかになり上層部が引責辞任する事態に発展した[1]。 同様の水銀濃度上昇の検出は2020年に至っても起きている[2]。 概要[編集] 江戸川区の清掃工場 清掃工場は排気の成分をモニタリングしており、そのモニタ結果が既定値を超過した場合異常とみなし緊急停止するようになっている。 そのため、何らかの理由で水銀濃度が上昇し、焼却炉が運