アメリカのトランプ大統領は、ティラーソン国務長官を解任し、後任にCIAのポンペイオ長官を指名すると、日本時間の13日午後9時45分頃、みずからのツィッターで明らかにしました。
アメリカのトランプ大統領は、中東のエルサレムをイスラエルの首都と認めた上で、現在、テルアビブにあるアメリカ大使館をエルサレムに移転する方針を決めました。国際社会はエルサレムをイスラエルの首都とは認めておらず、今後、パレスチナだけでなく、イスラム諸国が強く反発するのは確実で、国際的に大きな波紋が広がりそうです。 中東のエルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があり、イスラエルは首都だと主張していますが、イスラエルの占領下にあるパレスチナ側も将来、国家を樹立する際の首都にするとして主張が対立していて、国際社会はイスラエルの首都だとは認めていません。トランプ大統領は、去年の選挙期間中、大使館のエルサレムへの移転を公約に掲げていましたが、中東和平への影響などを踏まえ、移転についての判断をことし6月、半年間、先送りしていて、対応が注目されていました。 トランプ大統領は5日、パレスチナ暫定自
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安定感あるケリー首席補佐官(左)、マクマスター大統領補佐官(中央)、マティス国防長官の3人 Illustration by Michael Hoeweler <世界をハラハラさせ続ける危ういトランプと米政権。なんとか機能しているのは3人の退役将校のおかげ> あの次期大統領の要請を受け入れるとは! ジェームズ・マティス退役米海兵隊大将の友人たちは衝撃を受けた。昨年11月のことだ。マティスが新政権での国防長官就任を前向きに検討しているのが、彼らには信じられなかった。本気か、と友人のピーター・ロビンソンは面と向かって言った。「相手はドナルド・トランプだぞ」 マティスは3年前に退役した後、スタンフォード大学フーバー研究所に在籍。スニーカーにジーンズ、リュックサックの軽装で執筆にいそしんでいた。同大学の同僚であるロビンソンによると、「この数十年における最高の軍司令官」と呼ばれるマティスは、まるで「年
合法的な革命 トランプ氏が米国の第45代大統領に就任しました。立場の差を超えて「歴史」が我々の前で展開しているという感覚を持った方も多かったでしょう。選挙を通じた合法的な革命であるという言葉がしっくりくる一日だったように思います。8年前、若者に熱狂的に支持され、多様性を象徴する大統領が就任したのが、合法的な革命であったのと同様に、米国が大きく変わろうとしています。 就任演説について、全体的な印象はシンプルであったこと。そして、闘いの演説であったということです。黒人初の大統領として就任したオバマ大統領には、自身の当選そのものに大きな象徴性があり、その象徴性を格調高く表現することに力点が置かれました。対するトランプ大統領は、闘いに突入しようとする部隊を鼓舞する部隊長のような演説という印象を持ちました。簡単な言葉が選ばれ、仕事をするための演説であったと。 ケネディー大統領の就任演説のように、名演
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