2007年に亡くなった、建築家 黒川紀章先生 戦後の日本建築界をリードしてきた巨匠のひとりでした。 今回は、クロカワ先生追悼ということで 故人の代表作の一つを紹介します。 中銀カプセルタワービル 新橋駅から歩いてすこし 汐留の超高層ビル群の端に こんな奇妙な建物が立っています。 完成したのは1972年 クロカワ先生38歳の時の作品です。 そして、この作品は クロカワ先生の出世作でもあります。 「カプセルタワー」という名の通り 四角いカプセルがたくさん集まってできています。 その数140個・・・ 上に黒い構造物が2つ突き出ていますが この下に螺旋階段とエレベーターがあります。 この2本の「シャフト(幹)」の周りに カプセルがうじゃうじゃと群がっているわけです。 なんだかグロテスク・・・ 入口の横にカプセルがひとつ置いてあります。 モデルルームなわけです。 大きさは約2.3×2.1×3.8m