7月20日、中国は、大連の港で起きた石油パイプライン爆発事故で、原油除去のため新たに漁船500隻を動員。写真は流出した原油、19日撮影(2010年 ロイター/China Daily) [北京 20日 ロイター] 中国は、大連の港で起きた石油パイプライン爆発事故で港湾の一つが閉鎖された問題で、原油の除去作業のため漁船500隻を新たに動員した。ただ当局者らは、今週いっぱいは港が通常の状態に戻ることはないとみている。 同港には1900万バレルの戦略備蓄石油があり、爆発は16日、タンカーからの原油積み下ろし作業中に発生した。これにより、原油1500トンが海上に流出し、油膜が183平方キロにわたって拡散している。 新華社は20日、原油除去専門の船舶24隻が出動しているほか、合計800隻の漁船が動員され、分散剤や吸油剤を使用して原油の除去作業にあたっていると報じた。 新華社は、大連海洋水産局幹部の発言