再生可能エネルギーや原子力に続く二酸化炭素(CO2)を排出しないエネルギー源として、アンモニアが脚光を浴びている。脱炭素の切り札とされる水素よりも保管や輸送が容易で、現実的な実用化を見込める「伏兵」として注目される。2030年ごろには生産から燃焼に至る一連の技術が出そろう見通しで、普及期に向け着々と技術を磨く。石炭や天然ガスを燃やす火力発電の一部を置き換えそうだ。温暖化ガスをほとんど出さない世
【フランクフルト=林英樹】欧州連合(EU)の欧州委員会とドイツ政府は25日、2035年以降も条件付きでガソリン車など内燃機関車の新車販売を認めることで合意したと明らかにした。温暖化ガスを排出しない合成燃料を使う場合に限り販売を認める。電気自動車(EV)化で先陣を切ったEUの政策方針が大きく転換する。欧州委員会のティメルマンス上級副委員長は25日「自動車における合成燃料の将来的な使用について、ド
石井孝明(Ishii Takaaki) @ishiitakaaki 経済記者。エネルギー・原子力問題、気候変動、グリーン経済、経済安全保障、金融、外国人労働者・移民問題、趣味で軍事史と経済史。経済情報サイト「with ENERGY」を運営。Journalist. Reporting Japanese economy, energy policy and technology withenergy.jp 石井孝明(Ishii Takaaki) @ishiitakaaki のりこえねっと関係者。プーチンへの手紙。アイヌを名目にした、ロシアの北海道への介入を求める手紙。事実だけを記してRT 削除すみ。自分でホームページに出していました pic.twitter.com/elIn3atLUm 2022-12-24 21:31:57
「日本では石油(原油)消費量のほぼすべてを輸入に頼っている」との事実は誰でも世間一般レベルの常識として理解している。しかしその一方で、ごく少量ながら日本国内でも原油は産出していることを知る人はさほど多くない。その実情を資源エネルギー庁が2022年6月に発表したエネルギー白書から確認する。 日本国内油田から産出される原油の産出量推移が次のグラフ。ややぶれが大きいが、1960年以降の限りで見れば、年間約50万キロリットルの原油を産出していることになる。直近の2020年度では51.3万キロリットル。 ↑ 国内生産原油量(千キロリットル) 直近の2020年度における産出量51.3万キロリットルは、表現を変えれば5億1300万リットル。仮に自動車1台あたりの満タン量を50リットル、原油から精製されるガソリンの割合を3割とすると約308万台の自動車を満タンにさせるだけのガソリンが供給できることになる(
このNEWSポストセブンの記事を鵜呑みにした言説でしばし盛り上がっていました。 これによれば、エアコン1台を止めることで期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130ワット。一方、液晶テレビを1台消すと220ワットとなる。 単純に比較しても、テレビを消す節電効果は、エアコンの約1.7倍にもなるということだ。 黙殺された野村総研の“TV消せばエアコンの1.7倍節電”報告|NEWSポストセブン この記事自体は2011年8月10日とかなり古め。いつもは「ポストw」みたいな感じで蔑むのに、こういう都合のいい記事には調子よくのっかるんだから…と思ってちょっと調べていたら、さっさとファクトチェックの記事が出てしまいました。 news.yahoo.co.jp ご自身が「火元」ではないかということで、なるほど、こういう方でも失敗はあるんですねと、失敗の多い私は安心しました*1。 上記の記事を読んでい
広島県大崎上島町の太陽光発電所で、カラスが落とした小石が原因とみられる太陽光パネルの破損被害が続いている。破損させる瞬間を捉えた映像などの証拠はないが、飛来する様子や習性などから「犯人」の可能性が高い、と専門家も指摘。カラスの群れが「遊び」として行っているのではとみる。 【動画】牛舎でわが物顔のカラス 同町大串の海岸近くの約20ヘクタールにパネル約5万6千枚が並ぶ「大崎上島メガソーラー発電所」。敷地はフェンスで囲まれ、関係者以外入れない。3月に許可を得て巡ると、表面のカバーガラスがひび割れたパネルが所々あった。付近の地面では、敷き詰められた砕石とは異なる小石が見つかり、パネル上に「置き石」やふんの付着も。発電所北側の小山を観察すると、カラスの群れを確認できた。 「多い時は50羽ぐらい来る。被害は広範囲に点在し、人の仕業とは思えない」と、発電事業者との連絡窓口を務める中国精螺(せいら)(広島
ほぼ無尽蔵ともいえるナトリウム(Na)イオンを使うNaイオン2次電池(NIB)の本格的な量産が近く始まりそうだ。出力密度の高さに加え、潜在的にはエネルギー密度でもリチウム(Li)イオン2次電池を超えるほど高い。定置型蓄電池では、比較的早い時期に主役の座に座る可能性も出てきた。 「本当かどうか、まだ分からない」─。ナトリウム(Na)イオン2次電池(NIB)の研究者は、同分野の研究者やメーカーに衝撃が走った2021年5月のニュースをこう話す。ニュースとは、世界最大のLiイオン2次電池(LIB)メーカーである中国CATL(寧徳時代)の創業者兼CEOのRobin Zeng氏が同月21日の株主総会で、「我々が開発してきたNIBの技術が成熟し、量産可能になった。2021年7月にもNIBの製品を出荷する」と述べたという報道が中国国内外でなされた件である注1)。 注1)ただし、同株主総会の投資家向け質疑応
3連休明けの1月12日も電力需給の逼迫は続き、関西電力エリアでは、午前8時台に電力供給に対する総需要の割合を示す電力の使用率が99%に達した。大手電力会社でつくる電気事業連合会や各電力会社は家庭や企業に節電を呼びかけているが、電力の需給は「綱渡りが続いている」(市場関係者)。 厳しさ増す発電用LNGの調達 今回、電力需要は2020年12月下旬から急増した。余剰電力を売り買いする日本卸電力市場では取引価格が急騰。年が明けると需給はさらに逼迫し、1月12日午前8時台のスポット市場の取引価格は、1キロワット時当たり200円という史上最高値を記録した。これは需給逼迫以前の40倍近い水準だ。スポット価格はその後も高値更新を続けている。 逼迫の原因として、火力発電所の燃料であるLNG(液化天然ガス)の調達難が指摘されている。LNG火力発電所は日本全体の発電電力量の約4割を占め、電力需要の増減にスピーデ
黒枠のラベルは、コンテンツホルダー自身が付与したものです。グレー枠のラベルは本文解析で自動付与されたものです。 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は21日、日本の排他的経済水域(EEZ)で、レアメタル(希少金属)を含む鉱物資源「コバルトリッチクラスト」の掘削試験に成功したと発表した。試験海域には相当な量の資源があるとみられ、結果の解析や技術検証を進める。 クラストには、リチウムイオン電池の材料として不可欠なコバルトやニッケルが含まれている。JOGMECは経済産業省の委託を受け、7月に南鳥島南方の水深約930メートルで掘削を実施し、約650キロのクラスト片などを回収した。 コバルトが日本の年間消費量の約88年分、ニッケルが約12年分あると期待されている。
レポート バッテリー利用し50%以上の電力料金節約に成功 Part2 2012.06.08 神谷 氏 / 藤沢市在住、日本IBM元社員 東日本大震災直後の東電による計画停電が終った2011年6月に、同タイトルの投稿をサイエンスポータルに投稿し、7月にその蓄電システムが読売新聞でも全国的に紹介され思わぬ反響をいただいたが、この5月8日夜のフジテレビのニュースジャパンでも電気料金値上げへの対抗策として放映されました。 そこで、今年5月に設置後ちょうど1年目の節目を迎えたのを契機に、設置以来電力消費量、電気料金節約額への効果、気になるバッテリー寿命の兆候、および昨年10月に追加した2枚の太陽光発電パネルの効果などについてここにまとめて発表させていただきます。 効果の測定には、蓄電装置稼働以前の1年間と稼働後の1年間のそれぞれの電力使用量、電気料金の合計の比較で行いました。今後、自作なり、製品購入
レポート バッテリー利用し50%以上の電力料金節約に成功 2011.06.07 神谷明 氏 / 藤沢市在住、日本IBM元社員 福島第一原子力発電所事故により、今夏の電力供給に暗雲とのニュースから、蓄電システムを利用することで家庭用電力の節減は出来ないか、と考えました。電力会社から送られてきた5月の電気料金額を見て、予想外の効果にびっくりしました。なんと前月に比べ52%、前年同月に比べ56%も電力料金を安くすることができたのです。少々、手間はかかりましたが、ほかの方にも十分、勧められる試みと考え、報告させていただきます。 1.蓄電システムは前から備えていたのか 蓄電システムとしては、所有のトヨタ エスティマ ハイブリッドに、未来のエコシステムを先取りするような、動力用ニッケル水素バッテリーの走行後余剰蓄積電力と内蔵インバータを利用した、最大1,500ワット出力の100ボルトコンセントが標準で
夜の間に余った電気で水をくみ上げ、電力需要の多い昼間に山から落として電気を作る揚水発電。九州で最近、その役割が変わりつつある。太陽光発電の普及で余った電力を消化するため、昼間のくみ上げが大幅に増えた。全国の電力会社でも珍しいという。 宮崎県木城町の山間部にある九州電力・小丸川(おまるがわ)発電所。九州最大の揚水発電所で、120万キロワット(約原発1基分)の発電能力がある。8月から大がかりな修繕が始まったが、期間を通常より1カ月半短縮させた。揚水発電の重要性が増しているためだ。 このほか、九電は天山(佐賀県)、大平(熊本県)と計三つの揚水発電所を持つ。合計で発電能力は230万キロワット。全体の約12%だ。 揚水発電はこれまで、昼間の電力不足を補うために使われることがもっぱらだった。夜に水をくみ上げておき、日中に電力需要が伸びた時に水を落として水車で発電する仕組みだ。だが、2014年ごろから昼
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