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都市と徳保隆夫に関するmk16のブックマーク (1)

  • 災害の記憶、復興の行方

    1. 2005年、アメリカ南部の都市ニューオーリンズは、ハリケーン・カトリーナに襲われた。堤防が決壊し、もともと海面より低い地域を中心に、広範囲に洪水の被害に遭った。海面より低い地域は、1965年にも洪水に遭っており、40年ぶりの大被害となった。長期的な視点に立てば、洪水被害を避け得ない地域なのである。だが、復興に際し、防災の専門家が「もうこの場所に住宅を建てるのはやめよう」という報告書が発表すると、被災民たちは猛反発した。仕方なく、大統領は原状回復を約束した。おそらく今世紀中には、同地域は再び洪水に飲まれ、大勢が命を落とすのだろう。 1896年、岩手県の宮古に遡上高20メートルを超える(注:東日大震災による津波に迫る)大津波が押し寄せた。三陸海岸という名称が生まれる契機となった、明治三陸津波である。多くの集落が壊滅し、死者は約2万2千人にもなった。津波の難を逃れた人々の一部は、命からが

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