ジン ジン(杜松子酒[1][2]、英: Gin)とは、大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒。元々は薬酒として誕生した[3]。ジュニパーベリー(杜松果、主にセイヨウネズの球果)の上に流すことによって香り付けがされているのが特徴的。日本の酒税法上はスピリッツ(蒸留酒)に分類される。蒸留酒の中では比較的、個性が強くない上、西ヨーロッパでは古くから知られているため、そのまま飲むだけでなく、カクテルの材料として最も多く使われているものの一つである。 歴史[編集] 中世から19世紀まで[編集] ジュニパーベリーの薬効については古くから知られており、中世のペストの大流行ではペストの治療にあたった修道士が嘴型のマスクにジュニパーベリーを詰めていた。 1660年にはオランダのライデン大学医学部教授、フランシスクス・シルヴィウスが解熱・利尿用薬用酒としてイェネーバ(蘭: jenever、英語読み: