動画サイトで人気のジャンル「ゆっくり茶番劇」という文字商標を動画投稿者の「柚葉」さんが登録した件について、動画サービス「ニコニコ動画」を運営しているドワンゴは20日、自社の見解を発表しました。「ゆっくり茶番劇」という文字列を動画のタイトルではなく、ジャンルやカテゴリーの表示として使用する場合は商標の侵害にならないと考えているということです(関連記事)。 人気ジャンル「ゆっくり」をめぐる騒動(画像はニコニコ大百科から) 同社は、「そもそも『ゆっくり茶番劇』は動画のジャンルやカテゴリー、動画の内容を示す表示として広く一般に使用されている文字列であるという認識であり、特定の企業や個人が独占すべき文字列ではない」との考えを示しています。 特許情報プラットフォームで公開されている「ゆっくり茶番劇」商標 法律事務所との相談を経た同社の見解では、「【ゆっくり茶番劇】+動画タイトル」のようにジャンルやカテ
(2023年7月24日追記) 2022年2月24日に登録された「ゆっくり茶番劇」商標(登録6518338号)について そもそも商標として登録されるべきではなかったことを明らかにするために無効審判を請求しておりましたが、 7月12日付けで無効審決が下されたとの通知を特許庁より受領いたしました。 すでに本件商標登録は放棄による抹消となっておりますが、登録日から抹消日までの間は商標権が発生しておりました。 この無効審決は、過去にさかのぼり「はじめからなかったこと」にして、当該商標権を打ち消すものです。 一定期間内に審決取消訴訟が提起されなければ、「ゆっくり茶番劇」の登録を無効とすべきと判断した無効審決が確定します。 無効審決の確定をもって、「ゆっくり茶番劇」にまつわる商標権についての問題がすべて解決することになります。 審決が確定しましたら、あらためてお知らせいたします。 当該騒動が発生してから
VTuberの楽器演奏に現実の運指を反映、ドワンゴとバーチャルキャストが開発 株式会社ドワンゴおよび株式会社バーチャルキャストは、現実の電子楽器の演奏をバーチャルキャラクターの指の動きに反映させる「運指再現技術」を独自開発、公式生放送での運用に成功した旨を発表しました。現実の鍵盤からMIDIデータを認識し、その鍵盤を鳴らしているバーチャルキャラクターの指へと、ほぼリアルタイムで動きを反映させます。 この技術は、ニコニコ生放送で9月8日に配信された、VTuber(バーチャルユーチューバー)ときのそらのデビュー1周年記念特番におけるピアノ演奏で運用されました。 バーチャル空間で楽器演奏の表現を可能に 今回発表された「運指再現技術」は、現実の環境で叩かれた鍵盤から出たMIDI(電子楽器用信号)データを認識し、その音の対象となるバーチャルキャラクターの指の動きをほぼリアルタイム(1秒程度のタイムラ
ドワンゴは10月3日、スマートフォンでバーチャルYouTuber(VTuber)のキャラクターを作成し、ライブ配信できるアプリ「カスタムキャスト」(iOS・Android、基本無料、一部課金あり)の配信を始めた。 髪形や顔、体形、コスチューム、アクセサリーなどを設定して自分好みのキャラクターを作成できる。iPhone X/iPhone Xs/iPhone Xs Maxでは、ユーザーの表情をリアルタイムにキャラクターへ反映できるフェイストラッキング機能が使える。 その他のiPhoneやAndroidでは、顔の位置を認識して反映する簡易フェイストラッキングを搭載。画面をフリック操作することで、キャラクターに簡単なアクションをつけることもできる。インカメラで写したユーザーの姿にキャラクターを重ねてライブ配信できるAR機能にも対応した。 ライブ配信は、スマートフォンアプリ「nicocas」(iOS
※日経トレンディ 2020年6月号の記事を再構成 新型コロナウイルスの感染が広まり、中止や延期が相次いだコンサートやイベント。そんな中、話題を集めたのが、演奏会やお笑い、美術館、動物園などの「無観客ライブ配信」だ。特に存在感を高めたといえるのがクラシック音楽。ドワンゴが、夏野剛社長が東京交響楽団(東響)の理事を務めていた縁で先鞭をつけた。その後、複数のオーケストラが続いた。 2020年2月13日に、国内で初めて新型コロナウイルス感染症による死者が出てから、大規模イベントへの風当たりは日を追うごとに強くなった。2月20日には厚生労働省が「開催の必要性の検討」を依頼し、2月26日には安倍晋三総理大臣が「中止、延期または規模縮小などの対応」を要請した。これを受けて、EXILEやPerfumeなどの著名アーティストがライブの中止を表明。自粛ムードが高まった。 そんな“アーティストの危機”の最中に、
KADOKAWAが2月13日に発表した2019年4~12月期の連結業績は、売上高が前年同期比1.3%減の1501億7700万円、営業利益が約2.7倍の84億6000万円、最終損益が78億8200万円の黒字(前年同期は21億6900万円の赤字)だった。子会社ドワンゴが担うWebサービス事業が大幅な黒字に転換し、増益に貢献した。 Webサービス事業の業績は、売上高が前年同期比4.1%減の191億3600万円、営業損益が24億3900万円の黒字(前年同期は7億円の赤字)。前年度から進めている、不採算事業の廃止などの構造改革が黒字転換に寄与した。 動画サービス「ニコニコ動画」の有料会員数は、19年12月末時点で167万人。9月末から4万人減少し、減益要因となった。減少幅は、17年9月末~12月末の14万人減、16年12月末~17年3月末の9万人減などから縮小したが、下げ止まらない状況だ。 一方、企
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