【山本一郎】無知を騙す仕組みになっちゃった「NFTゲーム」界隈の行方 ライター:山本一郎 昔からあることですが,それっぽいバズワードをまぶしておくと,会社の偉い人が「最先端の物事に乗り遅れるな」とばかりに見事に騙されて,部下が総萎えになりながらも巨額投資を巻き上げられたり,大事故を起こしたりする事例って多いじゃないですか。 最近だとその最たるものが「NFTゲーム」なわけです。 ついぞ先日も,宇宙へ跳んだおカネ配りおじさんと上場ゴール事件の人が黄金タッグを組んで,派手に打ち上げていたNFTゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」で,結構なやらかし事案が発生しました。本来の挙動制限を超える出金ができてしまう,“出金貫通”なる事故です。 ローンチ直後にちょっと躓いた「キャプテン翼 -RIVALS-」。さまざまに修正を加えながら,現在も絶賛運営中 キャプテン翼 -RIVALS- 公式サイト しかし
Welcome to Shibuya, a platform for high potential short films. We provide creators with a full-stack solution to fund films and shorts, build community, and foster an engaged fanbase. Fans can fund their favorite films, participate in the creative process, and join communities for the films they love most.
米ガートナー「先進テクノロジーのハイプサイクル2022年」を発表。分散IDやWeb3は過度な期待、機械学習によるコード生成、デジタルヒューマンなどは黎明期 米調査会社のガートナーは、「先進テクノロジーのハイプサイクル2022年」を発表しました。 ガートナーのハイプサイクルは、技術の登場から安定までを5つのステージに分けて説明したものです。5つのステージは、「黎明期」から始まり、「『過度な期待』のピーク期」「幻滅期」「啓発期」「生産性の安定期」まで。この途中で消えていく技術もあります。 2022年版では企業が競争上の差別化と効率化を推進するために必ず知っておくべき25のテクノロジーが紹介されています。同社はこれらのテクノロジーの多くが主流に到達するまでに10年以上かかると予想しています。 ハイプサイクルの左からいくつか注目したいテクノロジを見ていきましょう。 「黎明期」には機械学習によるコー
カレント・アフェアーズより。 カリフォルニア大学バークレー校のニコラス・ウィーバーは、何年も間、暗号通貨を研究してきた。彼は、それは大惨事に終わる恐ろしい考えだと考えている。 高価なスーパーボウルの広告で誇大宣伝されたにもかかわらず、暗号通貨は今、難しい局面を迎えている。ニューヨークタイムズは、「暗号通貨の世界は今週、実験的で規制されていないデジタル通貨のリスクを図式化した売り浴びせで完全にメルトダウンした」と報じる。暗号通貨の最も声高な懐疑論者の1人は、国際コンピュータ科学研究所の上級スタッフ研究員で、カリフォルニア大学バークレー校のコンピュータ・サイエンス学科の講師であるニコラス・ウィーバーである。ウィーバーは長年にわたって暗号通貨を研究してきた。カレント・アフェアーズの編集長ネイサン・J・ロビンソンとの対談で、ウィーバーは、大いに注目されているこの技術に反感を持って見ている理由を説明
Web3の誇大広告は日本の政界にまで浸透し、大手メディアでは誤った説明が繰り返されている。バブル崩壊以降の30年間を経済停滞の中で過ごし、長期的なビジョンと計画に欠け、短期主義的な右往左往を繰り返してきた日本にとって、Web3への投資は船が再び誤った方向に進んだことのシグナルとなってしまうだろう。 自民党広報本部副本部長の平将明衆議院議員は、4月下旬に公開された暗号通貨メディアCoinDesk JapanのインタビューでWeb3の可能性を高らかに論じている。平議員の活動は今年に入り活発化し、独自のチームによるNFTに関するホワイトペーパーの作成を行い、Web3担当大臣の創設を内閣に要請するまでになった。彼はインタビューの中で「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用資産の0.5%にあたる1兆円でスタートアップ支援ファンドを作るのもいい」と発言している。 日本は世界第三位の経済規模を
世界最大のNFT市場、「OpenSea」で5月8日に販売されたNFTの総額は5200万ドルにとどまった。これは1日当たりの取引高としては2021年12月以降最も少なく、取引高が1億ドルを下回る日が数えるほどしかなかった4月と比べると、大幅な減少だ。 取引高の減少は、NFTの価格が急落していることを意味する。4月に40万ドルで販売された「Bored Ape Yacht Club」コレクションのNFTは、今やその半額で取引されている。他の人気コレクションも似たり寄ったりの状況だ。Moonbirdsのピクセルアートのエントリー価格は、4月時点の11万ドルから4万5000ドルに急落。女優のリース・ウィザースプーンが支援する「World of Women」コレクションのエントリー価格も、3万4000ドルから1万ドルに低下した。 混乱しているのはNFT市場だけではない。仮想通貨のビットコインやイーサも
〈NFTアート〉への共同ステートメント 〈NFTアート〉と呼ばれるものが、いま注目の的になっています。「NFT(Non-Fungible Token)」は、改ざんが極めて困難な記録台帳を社会実装するための技術「ブロックチェーン」を基盤とした機能です。フィジカルまたはデジタルの資産に紐付くNFTを発行することで、来歴を記録しながら資産を流通させることが可能となります。当初から想定されていたNFTの用途の1つは、アート作品との紐付けによる、作品の〝証明書〟としての機能でした。こうして発行される〈NFTアート〉は、アートの販売および流通の拡大に貢献することが期待されています。社会に暗号資産が十分に認知されて市場が過熱したことと〈NFTアート〉に対する認知の高まりが重なり、2021年には新たな投資対象として注視されることとなりました。 一方で、〈NFTアート〉はまだ黎明期にあり、さまざまな混乱を巻
- Blockchain As A New Medium For Art - 2023.6.17 sat - 6.25 sun THE FACE DAIKANYAMA 非中央集権型のP2Pシステムであるブロックチェーンは、透明性と高い信頼性を実現し、仲介者を不要とすることで、その登場以降社会への影響を広げ続けています。そして、ブロックチェーンにおいて一定の条件下で実行されるスマートコントラクトは、所有・販売・配布などの多様なプロセスをシステム化し、NFT作品の制作とマーケット形成を支えています。またそれは、アートの在り方の新たな展開をも生み出そうとしています。かつてアーティスト、ハッカーであるレア・マイヤース(Rhea Myers)はブロックチェーンをアートのメディウムとして活用できることを先駆けて提示し、《シンプル・ブロックチェーンアート・ダイアグラム(Simple Blockchain
はじめに非代替性トークン(NFT)とは 非代替性トークン(NFT)は、固有の方法で、人や物を識別するために使われます。 この種類のトークンは、収集用のアイテム、アクセスキー、宝くじ、コンサートやスポーツ試合におけるシート番号付チケットなどを発行するプラットフォームに最も適しています。 この特殊なタイプのトークンはすばらしい可能性を秘めているため、専用の規格としてERC-721を策定しました。 ERC-721とは何か? ERC-721は、NFTに対する標準規格です。つまり、この種類のトークンはそれぞれがユニークな存在であり、発行日、希少性、および外見などの点で、同一のスマートコントラクトで発行される他のトークンとは異なる値を持つことができます。 外見が違うとはどういう意味でしょう? はい! すべてのNFTは、tokenidと呼ばれるunit256変数を持つため、ERC-721を伴うコントラク
GM NFTの利用価値を向上させるために必要なことについて、思うところを書きます。 NFTには(1)交換価値、(2)利用価値の2つの価値があります。NFTが真価を発揮するには、(1)に加えて(2)利用価値を向上するために、NFTの製作者と利用者とがその価値を十分に享受できるための社会的な合意形成、制度の整備、技術的手段の構築が必要だろうと考えます。 そのために必要な論点として(1)ライセンス、(2)ロイヤリティについて検討します。 本記事の論点を設定する 先日、自民党デジタル社会推進本部 NFT政策検討PTから「NFTホワイトペーパー(案) ~ Web3.0時代を見据えたわが国のNFT戦略 ~」(以下、「ホワイトペーパー(案)」)が発表されました。我が国が、Web3におけるポジションを確立するためにNFTを中心として解決するべき課題について包括的に提言がまとめられています。また、先進的なト
Illustration of a non-fungible token generated by a smart contract (a program designed to automatically execute contract terms) A non-fungible token (NFT) is a unique digital identifier that is recorded on a blockchain and is used to certify ownership and authenticity. It cannot be copied, substituted, or subdivided.[1] The ownership of an NFT is recorded in the blockchain and can be transferred b
2022年3月30日 15:20 | 政治理念/主な政策 自民党デジタル社会推進本部 NFT政策検討PT(平将明 PT座長)は3月30日、「NFTホワイトペーパー(案) ~ Web3.0時代を見据えたわが国のNFT戦略 ~」をとりまとめました。 「Web3.0(ウェブスリー)時代の到来は日本にとって大きなチャンス。しかし今のままでは必ず乗り遅れる。」 有識者や起業家からのヒアリングでは、急拡大するデジタル経済圏への期待と、日本の現状への危機感が強く語られました。 PTでは6つのテーマに沿って、24の論点について課題と提言を整理しました。 《テーマ》 ① 国家戦略の策定・推進体制の構築 ② NFTビジネスの発展に必要な施策 ③ コンテンツホルダーの権利保護に必要な施策 ④ 利用者保護に必要な施策 ⑤ NFTビジネスを支えるBCエコシステムの健全な育成に必要な施策 ⑥ 社会法益の保護に必要な施
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