2017年も残すところ10日あまり。ところで、今年はやった料理で何が思い浮かびますか。民間シンクタンクが選んだ今年の世相を最も象徴した料理は「鶏むね肉料理」。パサパサした食感が敬遠されたのも「今は昔」のようで。 ぐるなび総研(東京)は今月上旬、「今年の一皿」に鶏むね肉料理を選んだ。飲食店情報サイト「ぐるなび」での検索数や会員アンケートなどから絞り込んだ。高たんぱく・低脂肪が注目され、特に、サラダの具材として広く使われたことがポイントだという。 行列ができる東京の飲食店「筋肉食堂 六本木店」でも「鶏ムネ肉のステーキ」(千円)が人気。200グラムで220キロカロリーに収まる一方、たんぱく質は45・2グラムと、成人女性の1日の推奨量50グラムをほぼまかなえる。ぷりぷりして肉汁もたっぷり。1日の注文数は開店した2015年に比べて約2倍になった。谷川俊平マネジャー(34)は「体作りに適し、ダイエット