ロシア連邦の極東に位置するサハ共和国の首都ヤクーツク。緯度で言うと、ほぼソウルの真北にあり、経度ではアイスランドとほぼ同じ位置にあります。中学のとき、「世界一寒い町」である“オイミャコン”の名を試験のために暗記したことは印象強く、永久凍土があって、鉱物資源に富んでいる地域であることは知識として知ってはいたものの、はっきり言ってそれ以外のことは何も知りませんでした。××年前、教室で漠然と世界地図帳にあるサハ共和国を眺めていたときは、まさか自分がその地に2年も住むことになるとは思ってもいませんでした。(堀咲子) さて、遠いかの地(というイメージ)のヤクーツク市で暮らしていて、あちらこちらで「日本」を目にすることがあったことには少なからず驚かされました。 ●随所に「寿司」 まず、日本食レストランのみならず、寿司を出しているレストランがかなり多く、街を歩いていても各所で寿司の看板が見られます
気づいてました? 日本の新聞の国際面に「ロシア版シリコンバレー」という言葉がたまーーーに出てくるのを。研究都市だとか、いや大学だとか、いまいちピンと来ない解説を読んだことがある人もいるかもしれません。でもこれロシア経済の将来を担うかも、的な大プロジェクトらしいのですよ。つい最近現地に足を踏み入れたモスクワ在住の研究者、貝田真紀さんが入門レポートを書いてくれました。 誰でも分かるスコルコヴォ入門 貝田 真紀 「スコルコヴォ」という名前を聞いた事がある日本人は、まだ少ないのではないだろうか? 自発的に形成された場所ではなく、国家プロジェクトとして国が膨大な資金を投入して作り上げたロシアの技術革新の拠点、ロシア版シリコンバレーとも呼べる場所、それがモスクワ郊外の南西部に位置する「スコルコヴォ村(Поселок Сколково)」である。渋滞がなければモスクワ中心部からは車で25分ほどだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く