先日、発達障害の親の会で、お話することを頼まれました。息子のことというよりは私自身のこと。発達障害の傾向を強く持ちながら、何を思って生きてきたのか、どうやってここまで道を開拓してきたのか。うつ病になった経験や、雑談をパターン化していった話、今の仕事に行きついた話。お話をさせて頂いた会は、成人された発達障害のお子さんをお持ちの方がほとんどだったので、みなさん真剣に聞いてくださいました。 そしてお話が終わってから。個人的に何人かの方に呼び止められ、お話をしました。私はそこで呆気にとられる質問をされることになります。仮にAさんとしておきます。 Aさん:「あの、息子はなんの仕事に就いたらいいんでしょう?」 私:「え?」 Aさん:「うちの息子も翻訳とかやれるでしょうか?」 私:「…息子さんは英語がお好きなんですか?」 Aさん:「さぁ…。でも文系です。」 私:「それは私が考える話ではないと思うんですが