LINEのMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「LINEモバイル」が9月21日、いよいよ正式スタートした。最大の売りとするのが、LINEやFacebook、Twitterなど、特定のアプリケーションのパケット通信量をカウントしない「カウントフリー」だ(写真1)。 LINEのMVNO事業を展開するLINEモバイルの嘉戸彩乃社長は、「ネットワークとコンテンツを連携することで、ユーザーに対する価値を上げていくこと」とLINEモバイルのサービスの狙いについて語る。 これまでのMVNOサービスは、いわゆる格安スマホとして、携帯電話大手3社と比べて圧倒的に安いコストパフォーマンスを売りに市場を切り開いてきた。だがここに来て、MVNO市場に参入する事業者は2016年6月末時点で580社まで増え、事業者間の競争は激しさを増している。加えて、携帯電話大手3社も、サブブランドの展開や低価格プランの導入など